「TeamsでCopilotを有効化したいのに表示されない」「ライセンスを割り当てたのに使えない」と調べている方も多いのではないでしょうか。Copilot in Teamsの有効化は、ライセンス・管理者設定・アプリ更新の3点が揃って初めて完了します。有効化できれば、従来30〜60分かかっていた議事録作成を自動化し、会議直後にタスク共有まで進められます。本記事では利用条件から設定手順、表示されないときの対処、プロンプト活用までを、AI経営総合研究所が独自に取材した先行企業の活用実態を交えて整理します。
弊社では、Copilotの運用成功に役立つ資料を配布しています。プロンプトの設計や社内ルールの考え方、社内体制の整備方法などが分かる内容です。Copilotを使いこなせるようになる、AIを組織に根付かせるヒントになる内容ですので、ぜひご活用ください。
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Copilot for Teamsとは?会議議事録・チャット要約・タスク管理を効率化する使い方
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Copilot for Teamsを使うための利用条件
Copilot for Teamsの利用には、Microsoft 365 Copilotライセンス、最新のTeamsアプリ、管理者によるライセンス割り当てとポリシー設定の3つが揃う必要があります。1つでも欠けるとTeams上にCopilotは表示されません。まずは自社の環境がどの条件を満たしているかを順に確認します。
Microsoft 365 Copilotライセンス必須
CopilotはTeams単体では使えず、Microsoft 365 Copilotの一部として提供されます。利用には以下の条件を満たすライセンス契約が必要です。
- 対応プラン:Microsoft 365 E3/E5、Business Standard/Business Premium
- 公式価格:1ユーザーあたり月額30ドル(米ドル建ての公式価格)。日本円では年払いで月額3,148円、月払いで月額3,778円(いずれも税別)です。
- 注意点:別途、対象のMicrosoft 365サブスクリプション契約が前提となります。Teams単体の契約では利用できません。
なお初年度限定のプロモ価格(月額2,698円・税別)も案内されていますが、提供期間が限られるため、契約時には公式の最新価格を確認してください。法人向けプランは1テナントあたり最大300ユーザーが上限です。
Teamsアプリの最新バージョンが必要
Copilotの機能はTeamsクライアントのバージョンに依存します。古いアプリでは機能が反映されません。
- デスクトップ/モバイルいずれも最新バージョンへの更新が必要です。
- 古いバージョンではCopilotのボタンが表示されない場合があります。
管理者によるライセンス割り当て・ポリシー設定
ライセンスを購入しただけでは有効化は完了しません。管理者による割り当てとポリシー設定が必須です。
- Microsoft 365 管理センターでライセンスをユーザーに割り当てる必要があります。
- Teams管理センターで「レコーディング(録画)」「文字起こし」を有効化していないとCopilotは動作しません。
対応環境(更新チャネル、クラウド要件)
利用できるテナントや更新チャネルにも条件があります。次の2点を確認してください。
- 更新チャネル:対象機能がリリースされているアップデートチャネルである必要があります。半期エンタープライズチャネルでは反映が遅れる場合があります。
- クラウド要件:Microsoft 365の商用テナントで利用できます。オンプレミスや一部の教育・政府機関向けライセンスでは未対応のケースがあります。
クラシック版Teamsでは使えない
CopilotはMicrosoftが提供する新しいTeams(New Teams)クライアントでの利用が前提となります。旧来のクラシック版Teamsを使い続けている環境では、ライセンスやポリシーが正しくても機能が表示されないことがあります。
クラシック版を利用している場合は、Teamsアプリ左上の切り替えトグル、または管理者によるロールアウト設定から新しいTeamsへ移行します。移行後に再ログインすると、Copilotのアイコンが反映されやすくなります。
導入の次は定着。現場にCopilotを根づかせる3冊(計94ページ)。
3冊セットを無料で受け取る →利用条件まとめ(表形式)
主な利用条件を一覧で整理します。自社の状況と突き合わせて確認してください。
| 項目 | 必須条件 | 注意点 |
|---|---|---|
| ライセンス | Microsoft 365 Copilot(E3/E5、Business Standard/Premium) | Teams単体では不可・別途M365サブスク必須 |
| Teamsアプリ | 新しいTeams(New Teams)の最新バージョン | クラシック版・旧バージョンでは表示されない |
| 管理者設定 | ライセンス割り当て+Teams管理センターでのポリシー有効化 | 「文字起こし」「録画」が前提 |
| 更新チャネル | 最新機能が反映されるチャネル | 半期チャネルでは利用開始が遅れる |
| クラウド環境 | Microsoft 365 商用テナント | 教育・政府機関ライセンスは制約あり |
「ライセンスを買ったのに使えない」というケースの多くは、アプリ未更新・管理者設定不足・更新チャネルの違い・クラシック版のままのいずれかが原因です。
Copilotを「配って終わり」にしない。社内で使われる状態へ。
戦略・失敗回避・プロンプトの3冊を無料DL →Copilot for Teamsを有効化する手順
有効化は管理者作業とユーザー操作の2段階で進みます。管理者がライセンス付与と文字起こし・ポリシーを設定し、ユーザーはTeamsを最新化して会議やチャットからCopilotを開きます。順番を踏めば数分で起動できます。ここでは2つの作業を分けて解説します。
管理者設定(Microsoft 365 管理センター)
管理者は以下の3ステップで設定を進めます。文字起こしの有効化が抜けると会議でCopilotが動かないため、特に注意してください。
- Copilotライセンスの割り当て
- Microsoft 365 管理センターにアクセスします。
- 「ユーザー」→「アクティブユーザー」から対象者を選択します。
- ライセンス割り当て画面で Microsoft 365 Copilot を付与します。
- Teams管理センターで「レコーディング・文字起こし」を有効化
- Teams管理センターにサインインします。
- 公式で案内されている手順では、左側ナビゲーションの「会議」を展開し「会議ポリシー」を選択します。
- 対象のポリシー(既定の「グローバル(組織全体の既定値)」など)をクリックして編集画面を開きます。
- 「録音とトランスクリプト」のセクションで「クラウド レコーディング」「トランスクリプト(文字起こし)」の該当項目を有効化し、保存します。
- Copilotはこの文字起こし機能を基盤として動作するため、必須の設定です。なお管理センターのメニュー名称はバージョンにより異なる場合があるため、表示が一致しないときは公式ドキュメントの最新画面を確認してください。
- ポリシー設定でCopilot利用を許可
- 「アプリ管理」からCopilotアプリを有効化します。
- 利用を制限している場合は「特定ユーザー/グループに許可」へ設定します。
- ポリシーが反映されるまで時間がかかることもあるため、設定後すぐに表示されなくても少し待ちます。
ユーザー側の操作
管理者設定が完了したら、ユーザーは以下の操作でCopilotを起動します。
- Teamsクライアントを最新化する
- デスクトップ/モバイルアプリを最新バージョンに更新します。
- 更新後に再ログインすると、Copilotアイコンが表示されることがあります。
- 会議/チャットで「Copilotを開く」を操作する
- 会議中:画面上部の「…(その他)」メニューから「Copilotを開く」を選択します。
- チャット/チャネル:入力欄横に表示される「Copilot」ボタンをクリックします。
- ボタンが出ない場合のチェックポイントを確認する
- 管理者からライセンスが割り当てられているかを確認します。
- ポリシーが有効になっているかを確認します。
- アプリの更新が反映されているかを確認します。
- ネットワーク制約や権限不足がないかを確認します。
Copilotが有効化できないときの原因と対処法
表示されない原因の多くは、ライセンス未付与・文字起こし無効・アプリの旧バージョン・ポリシー制限の4つです。これらを順に確認し、解消しても表示されない場合は新しいTeamsへの切り替えやキャッシュ削除を試します。まずは典型的な4つの原因から確認します。
よくある原因は次の4点です。
- ライセンス未付与:Microsoft 365 Copilotライセンスが対象ユーザーに割り当てられていない。
- 文字起こし設定の無効:Teams管理センターで「録画・文字起こし」がオフのまま。
- アプリのバージョン遅れ:Teamsクライアントが古く、Copilot機能が反映されていない。
- ポリシー制限:組織のポリシーや権限設定でCopilotの利用が制限されている。
Q1. ライセンス未付与 → 管理者に確認・再割り当て
- 原因:Microsoft 365 Copilotライセンスがユーザーに付与されていません。
- 対処:Microsoft 365 管理センターから対象ユーザーにライセンスを再割り当てします。
Q2. 文字起こし機能が無効 → Teams管理センターで有効化
- 原因:会議の「クラウド録画」「文字起こし」機能がオフになっています。
- 対処:Teams管理センターで会議ポリシーを編集し、文字起こしを有効化します。
- 補足:Copilotは文字起こしデータを利用するため、この設定は必須です。
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3冊セットを無料で受け取る →Q3. Teamsアプリが古い → 最新版にアップデート
- 原因:クライアントアプリが古いため、Copilot機能が反映されていません。
- 対処:Teamsを最新版に更新(デスクトップ/モバイル)し、再ログインします。
Q4. ポリシーや権限不足 → IT部門に依頼し設定変更
- 原因:組織のポリシーや管理者設定によりCopilotが制限されています。
- 対処:IT管理者に確認し、アプリ権限や利用ポリシーを見直してもらいます。
トラブルシュート表(原因 → 対処法)
代表的な症状と対処を一覧にまとめます。
| 症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| Copilotが表示されない | ライセンス未付与 | 管理者にライセンス再割り当てを依頼 |
| 会議中に使えない | 文字起こし無効 | Teams管理センターで「文字起こし」を有効化 |
| ボタンがグレー表示 | アプリが古い | Teamsを最新版にアップデート&再ログイン |
| 一部ユーザーだけ使えない | ポリシーや権限不足 | IT部門に依頼しアプリ権限を確認・調整 |
それでも表示されないときの追加チェック
4つの基本原因を解消しても表示されない場合は、設定の反映待ちやクライアント側の不具合が疑われます。以下を順に試してください。
- 新しいTeams(New Teams)に切り替える:クラシック版のままだとCopilotが反映されません。左上のトグルから新しいTeamsへ切り替えます。
- キャッシュ削除・サインアウト・再起動を試す:Teamsからサインアウトし、アプリを完全に終了して再起動します。古いキャッシュが残っていると、設定が反映されないことがあります。
- 設定が反映されるまで待つ:ライセンスやポリシーの変更は、反映までに最大で48時間ほどかかる場合があると案内されています。直後に表示されなくても、時間を置いて再確認します。
- Web版Teamsで表示を確認する:ブラウザ版のTeamsでもCopilotが表示されないかを確認します。デスクトップアプリ固有の問題かどうかを切り分けられます。
- 録画・文字起こし設定を再確認する:会議ポリシー側で文字起こしが有効でも、会議の開催者や組織の別ポリシーで上書きされていないかを確認します。
- Copilotアプリのピン留めを確認する:Teams管理センターのアプリ設定(セットアップポリシー)でCopilotがピン留め・許可されているかを確認します。許可リストから外れているとアイコンが現れません。
これらを試しても改善しない場合は、テナントの構成やライセンス種別に固有の制約が考えられるため、Microsoftのサポートや情報システム部門に状況を共有して確認します。
導入の次は定着。現場にCopilotを根づかせる3冊(計94ページ)。
3冊セットを無料で受け取る →Copilotで使えるプロンプト例(チャット・会議・チャネル別)
Copilotは会議・チャット・チャネルで使える機能が異なります。会議では要約や決定事項の抽出、チャットでは未読のキャッチアップ、チャネルでは議論の論点整理が得意です。場面に合った指示文を使うと精度が上がります。それぞれの代表的なプロンプトを紹介します。
会議で使えるプロンプト例
会議中や会議後のCopilotは、議事録作成と意思決定の整理に役立ちます。次のような指示を使います。
これまでの会議の内容を要約してください。
決まったことと、次回までの宿題を分けて教えてください。
誰がどのタスクを担当することになったか一覧にしてください。
まだ結論が出ていない論点を3つ挙げてください。
チャットで使えるプロンプト例
1対1や少人数のチャットでは、未読のキャッチアップや過去のやり取りの確認に使えます。
このチャットの未読メッセージを要約してください。
昨日からの会話で、私が対応すべき依頼はありますか。
この案件について、これまでの経緯を時系列で整理してください。
チャネルで使えるプロンプト例
チームのチャネルでは、長い議論の論点整理や決定事項の抽出が得意です。
このチャネルの今週の投稿から、決まったことを抜き出してください。
この議論で出ている賛成意見と反対意見を整理してください。
このスレッドの結論と、保留になっている点を教えてください。
プロンプトは「何を・どの範囲で・どう出力してほしいか」を具体的に書くほど精度が上がります。より高度な指示文の型やシーン別の例文はCopilotのプロンプト例まとめで詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。出力はあくまで下書きとして扱い、人が最終確認する運用が前提となります。
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戦略・失敗回避・プロンプトの3冊を無料DL →Copilotが参照できる情報の範囲と注意点
CopilotはユーザーがTeams内でアクセスできるチャット・会議の文字起こし・共有ファイルを参照し、権限のないデータは見ません。参照対象を期間や会議名で絞り、根拠を確認すると回答の精度と信頼性が高まります。参照範囲を正しく理解しておくと、誤解や情報漏洩を防げます。
Copilotが参照する情報・参照しない情報
Copilotは、利用者本人がもともとアクセスできる情報の範囲内で回答を生成します。見える情報と見えない情報を整理します。
| 参照する情報 | 参照しない情報 |
|---|---|
| 自分が参加した会議の文字起こし・要約 | 文字起こしが無効だった会議の内容 |
| 自分がアクセスできるチャット・チャネルの投稿 | 権限のないチームやチャネルの投稿 |
| 共有された範囲のファイル(権限内) | アクセス権のないファイル・他人の個人チャット |
Copilotはユーザーのアクセス権を超えて情報を見ることはありません。一方で、文字起こしが無効だった会議は要約できないため、会議前のポリシー設定が回答の質を左右します。
参照範囲を絞って精度を上げるコツ
参照する情報が広すぎると、回答がぼやけることがあります。次の工夫で精度を高められます。
- 「直近1週間の」「この会議の」のように、期間や対象を指定して質問します。
- 出力に対して「どの発言・どのファイルを根拠にしたか」を尋ね、ソースを確認します。
- 機密性の高い内容は、参照させてよいかを判断してから質問します。外部メンバーが参加する会議では特に注意します。
根拠を確認する習慣をつけることで、要約の抜け漏れや誤認識に早く気づけます。
注意点とリスク
Copilot活用では、機密情報の取り扱いルール、出力の人によるチェック、社員間のリテラシー差、追加ライセンス費用の4点に注意が必要です。運用ルールを先に固めることで、誤用やコスト超過を防げます。導入前に押さえておくべきリスクを整理します。
機密情報の扱い(情報漏洩リスクと運用ポリシー整備)
Copilotは会議中の発言や共有ファイルを参照して要約を生成します。そのため、顧客情報・個人情報などの機密データをどう扱うかを明確にするポリシーが欠かせません。
たとえば外部会議でCopilotを使用する際は「社外秘データは口頭で共有しない」などのルールを徹底します。
精度過信による誤用(人のチェック必須)
Copilotの要約やタスク抽出は高い精度を持ちますが、誤認識や抜け漏れがゼロではありません。そのまま外部共有すると、誤情報が広がるリスクがあります。
必ず人による最終チェックを組み込み、「AI出力は下書き」と位置づける運用が必須です。
社員リテラシー差による活用ばらつき
Copilotはプロンプトの工夫によって効果が大きく変わります。社員ごとの理解度によって、「便利」「使えない」で評価が二極化することがあります。
初期導入時にAIリテラシー研修を実施し、全員が基本的な操作とプロンプトの使い方を習得することが定着の条件となります。
コスト(ライセンス追加費用の負担)
Copilotは追加ライセンス契約が必要です。全社導入すると数十万円〜数百万円単位のコストになるケースもあり、ROI(投資対効果)の試算が欠かせません。
小規模導入(PoC)で効果を測定し、段階的に拡大する方法が現実的です。
導入前に確認すべき4項目チェックリスト
導入を決める前に、次の4点を社内で確認します。
- 情報管理ポリシーは整備されているか。
- 人による最終チェック体制を運用フローに組み込めるか。
- 社員のAIリテラシー研修を導入初期に実施できるか。
- ライセンス費用とROIを経営層に説明できる試算があるか。
このように、社員がAIの知識を持っておくことや業務活用が進めやすい組織体制を整えておくことが重要になるでしょう。
Copilotを全社の成果につなげる。導入戦略・失敗回避・プロンプトの型を。
無料ホワイトペーパー3冊をダウンロード →導入ステップ(成功までの流れ)
全社展開は、小規模なPoCで効果を検証し、社内ルールとナレッジを整え、権限設計を行ったうえで段階的に広げる流れが現実的です。いきなり全社へ配ると活用のばらつきが生まれます。成功までの4ステップを解説します。
小規模チームでPoC(効果検証)
- まずは会議数が多い部門(営業・プロジェクト管理など)で試験導入を行います。
- 「議事録作成にかかる時間削減」「タスクの抜け漏れ削減」など、数値で効果を検証します。
- 小さな成功事例を積み上げてから社内展開すると、経営層や他部門の理解を得やすくなります。
社内ルール/ナレッジ整備
- Copilotの活用精度を高めるには、最新のマニュアル・FAQ・社内規程が整備されていることが条件となります。
- あわせて「社外秘情報を口頭で共有しない」「AI出力は人がチェックする」などの運用ルールを明文化します。
セキュリティと権限設計
- CopilotはTeams上のチャットや会議内容にアクセスします。
- 誰がどのデータにアクセスできるかを設計し、権限を最小限に設定することがセキュリティ確保につながります。
- 特に情報システム部門と連携し、アクセス制御とログ管理を徹底します。
全社展開ロードマップ
- フェーズ1:試験導入した部門での成功事例を共有します。
- フェーズ2:他の主要部門へ展開します。
- フェーズ3:全社導入を進め、定着に向けた教育とルール強化を行います。
導入効果(有効化で得られるメリット)
有効化の効果は、議事録作成の自動化による時間削減、会議直後のタスク共有による意思決定の加速、記録業務からの解放による負担軽減の3つです。会議数が多い部門ほど効果が大きくなります。具体的なメリットを見ていきます。
議事録自動化で会議の記録時間を圧縮
従来は議事録作成に30〜60分を要していた会議でも、Copilotを有効化すると要約と決定事項の整理を自動化できます。削減できる時間は会議の頻度や規模で変わりますが、会議が多い部門ほど効果が積み上がります。
会議後すぐに議事録・タスク共有で意思決定を加速
通常は議事録が配布されるまでに数日かかることもありますが、Copilotなら会議終了と同時に要点・アクションアイテムを共有できます。次のアクションへ即座に移れるため、意思決定のスピードが上がります。
社員の負担軽減・残業削減で働き方改革につながる
記録係の業務から解放されることで、社員は議論や意思決定に集中できます。その結果、残業時間の削減・業務負担の軽減につながり、従業員満足度や働き方改革の推進にも直結します。
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3冊セットを無料で受け取る →他社の取り組み|テルモ・三谷産業に学ぶCopilotの全社活用
ここでは、AI経営総合研究所が独自に取材した先行企業の活用実態から、Microsoft Copilotを全社へ広げた2社の取り組みを紹介します。有効化はゴールではなく、組織にどう根づかせるかが成果を左右します。
テルモ|全社員へのCopilot一斉付与で活用の土台を整備
テルモでは、生成AIを次世代の企業競争力を決定づける技術と位置づけ、全社員にMicrosoft Copilotライセンスを一斉付与しました(希望者の個別申請制から転換)。約40部署にAIエージェントを作成できる人材を配置し(市民開発)、文献調査・法律情報の整理で数時間かかっていた作業を短縮しています。同社の担当者は「管理職の皆さんがAI活用に後ろ向きな姿勢を示すと、部下の人たちも使いづらい雰囲気になってしまいます。」と語っています。
注目すべきは、ライセンスを配るだけでなく管理職の姿勢まで設計した点です。Copilot for Teamsの有効化も、設定の完了がゴールではなく、管理職が率先して使う雰囲気づくりまで含めて初めて定着します。
詳細はテルモ株式会社のインタビュー記事で紹介しています。
三谷産業|Teams上の自社チャットボットとG検定で活用を加速
三谷産業では、AIを非連続的な合理化・効率化の手段と位置づけ、社内チャットボット「三谷CBT」をTeams上に自社開発しました。G検定取得率は単体86.2%・国内グループ全体70.9%(2026年3月末時点)に達し、上限550万円の出資制度(550制度)でプロトタイピングを後押ししています。同社は「永遠の試作品で構わないと思っています」と語っています。
注目すべきは、Teamsを単なる会議ツールでなくAI活用の基盤に位置づけた点です。Copilotの有効化と並行して、社内のナレッジをTeamsに集めるほど、要約や検索の価値が高まります。
詳細は三谷産業株式会社のインタビュー記事で紹介しています。
2社に共通する設計思想:①ツール配布と同時に学習・リテラシー向上の仕組みを用意する ②経営層・管理職が率先して使う姿勢を見せる ③小さく試して改善し続ける文化を許容する。有効化はゴールではなく、この3点を回し続ける出発点になります。
まとめ:Copilot for Teamsを有効化して業務効率化を実現
Copilot for Teamsは、議事録作成やチャット要約を自動化し、業務効率を大きく高めるツールです。利用を始めるには、次の3つの条件が欠かせません。
- ライセンスの取得(Microsoft 365 Copilotの契約が前提)
- 管理者による設定(ライセンス割り当て・文字起こし有効化・ポリシー設定)
- ユーザー側の操作(新しいTeamsの最新化・会議中のCopilot起動)
トラブルが発生した際は、まず 「ライセンス/文字起こし設定/アプリ更新」 を確認するのが早道です。それでも表示されないときは、新しいTeamsへの切り替え・キャッシュ削除・設定反映の待機を順に試します。
さらに、導入を全社的に定着させるには、社員教育によるAIリテラシー向上と社内ルール整備が欠かせません。これらを組み合わせることで、Copilotの効果を最大限に引き出せます。
以下の資料では、プロンプトの設計や社内ルールの考え方、社内体制の整備方法などの基礎知識を解説しています。Copilotを使いこなせるようになる、AIを組織に根付かせるヒントになる内容です。ぜひご活用ください。
Copilotを「配って終わり」にしない。社内で使われる状態へ。
戦略・失敗回避・プロンプトの3冊を無料DL →よくある質問
- QCopilot for Teamsを有効化するには何が必要ですか?
- A
Microsoft 365 Copilotライセンスと、管理者によるライセンス割り当て・文字起こし有効化が必要です。対応プラン(E3/E5、Business Standard/Premium)の契約に加え、Teams管理センターで「文字起こし」を有効化し、Teamsアプリを最新化しておく必要があります。
- QCopilotのボタンが表示されないときはどうすればいいですか?
- A
ライセンス未付与・文字起こし無効・アプリ未更新・ポリシー制限のいずれかを確認します。これらを解消しても表示されない場合は、新しいTeams(New Teams)への切り替え、キャッシュ削除とサインアウト、設定反映の待機(最大48時間程度かかる場合があります)を順に試します。
- QCopilot for Teamsで使えるプロンプトにはどんなものがありますか?
- A
会議・チャット・チャネルで機能を使い分けます。会議では「会議を要約して」「決定事項とタスクを一覧にして」、チャットでは「未読を要約して」、チャネルでは「今週の決定事項を抜き出して」のように、対象範囲と出力形式を具体的に指定すると精度が上がります。
- QCopilotはTeamsのどの情報まで参照しますか?
- A
利用者本人がアクセスできる範囲のチャット・会議の文字起こし・共有ファイルのみを参照します。権限のないチームのデータや他人の個人チャットは参照しません。文字起こしが無効だった会議は要約できないため、会議前のポリシー設定が回答の質を左右します。
- Q管理者権限がない一般ユーザーでも有効化できますか?
- A
いいえ、管理者の作業が必要です。ライセンス割り当てとポリシー設定は管理者が行います。一般ユーザーができるのは、Teamsアプリを最新に更新する、再ログインするなど一部の操作に限られます。
- QCopilot for Teamsの料金はいくらですか?
- A
Microsoft 365 Copilotの公式価格は1ユーザーあたり月額30ドルです。日本円では年払いで月額3,148円、月払いで月額3,778円(いずれも税別)で、別途、対象のMicrosoft 365サブスクリプション契約が必要です。利用人数を絞れば小規模からの導入も可能です。
