「Copilotを導入したのに、思ったような成果が出ない」と感じている方も多いのではないでしょうか。成果の差を決めるのは、機能そのものではなく入力するプロンプトの設計です。本記事では、Excel・Word・PowerPoint・Outlook・Teamsといった業務シーン別のプロンプト例20選に加え、精度を上げる書き方のコツ、作ったプロンプトの管理方法、うまくいかないときの対処法までを整理します。あわせて、AI経営総合研究所が独自に取材した先行企業の活用実態から、Copilotを業務に定着させた企業の取り組みも紹介します。
弊社では、Copilotの運用成功に役立つ資料を配布しています。プロンプトの考え方やコツ、運用ルールの設計など、望むアウトプットを引き出すための基礎知識を知れます。適切なプロンプトを設計し、成果を出すのを後押しする内容ですので、ぜひお気軽にご覧ください。
Copilotを全社の成果につなげる。導入戦略・失敗回避・プロンプトの型を。
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- 【戦略】成果を出すAI組織導入の設計フレーム
- 【失敗回避】導入企業が陥る6つの落とし穴と対策
- 【実践】業務で使えるプロンプト設計法
Copilotで成果を出すにはプロンプト設計がすべて
Copilotは入力した指示に従って文章や資料を生成しますが、その質はプロンプトの精度で決まります。同じツールでも、指示が曖昧だと役立たない結果が返り、的確に設計されたプロンプトは実務に直結する成果物を生み出します。まずは「良い指示」と「悪い指示」が結果をどう変えるかを押さえます。
良いプロンプトと悪いプロンプトの違い(Before/After)
プロンプトは単なる指示文ではなく、出力をコントロールするための設計図です。同じ「議事録を要約したい」という目的でも、指示の粒度で成果物がここまで変わります。
Before(修正前)
「会議内容を要約して」
抽象的な指示のため、何を基準にどの粒度でまとめるかをCopilotが判断できず、汎用的で使いにくい文章が返ってきます。
After(修正後)
「この会議内容を3つの要点に整理し、決定事項と未決事項に分けたうえで、担当者別のアクションアイテムを表形式で提示してください」
目的・出力形式・整理軸を具体的に指定したことで、そのまま共有できる成果物になります。この「指示の具体化」が、Copilot活用の出発点になります。
Copilotを「配って終わり」にしない。社内で使われる状態へ。
戦略・失敗回避・プロンプトの3冊を無料DL →Copilotプロンプトの書き方|精度が上がるコツ
精度の高いプロンプトには共通する型があります。役割・背景・出力形式・参照データ・文脈・対話の6点を意識するだけで、初回の出力品質が大きく変わります。以下の6つのコツを、順番に組み合わせて使うのが基本になります。
コツ1:役割(ペルソナ)を与える
冒頭で「あなたは経営コンサルタントです」「あなたは人事の専門家です」と役割を指定すると、回答の視点や提案の切り口が変わります。誰の立場で出力してほしいかを最初に決めると、文章のトーンや専門性が安定します。
コツ2:背景・目的・ターゲットを伝える
「なぜこの作業をするのか」「誰に向けた成果物か」を添えると、狙いに沿った出力が得られます。たとえば「経営会議で承認を得るため」「新入社員向けに」といった一文を加えるだけで、説明の深さや言葉づかいが目的に合わせて調整されます。
コツ3:出力形式を指定する
箇条書き・表・見出し付き・文字数など、アウトプットの形を指定すると、修正の手間が減ります。「500文字以内で」「3つの見出しに分けて」「Excelに貼れる表形式で」のように、受け取った後の使い方を見据えて形式を先に決めておきます。
コツ4:「/」や「#」でファイル・データを参照させる
Microsoft 365 Copilotのチャットでは、「/」を入力すると参照させたいファイルやドキュメントを指定でき、「#」でTeamsのチャットや特定の情報源を呼び出せます(利用できる記法は環境やライセンスにより異なるため、公開時点で要確認)。手元の資料を根拠に回答させられる点が、汎用のチャットAIにないCopilot固有の強みになります。
コツ5:前提となるコンテキストを渡す
社内ルールや過去の経緯、対象データなど、判断材料をプロンプトに含めると精度が上がります。Copilotは社内の業務知識を最初から把握しているわけではないため、必要な前提を渡すほど的確な出力に近づきます。
コツ6:一度で完成させず対話形式で磨く
初回の出力をたたき台と捉え、「もっと簡潔に」「この観点を追加して」と追記して仕上げます。一発で完璧な指示を書こうとするより、対話を重ねて軌道修正するほうが、結果的に短時間で質の高い成果物にたどり着けます。
Copilotを全社の成果につなげる。導入戦略・失敗回避・プロンプトの型を。
無料ホワイトペーパー3冊をダウンロード →業務シーン別Copilotプロンプト例20選
Copilotは、自分の業務に合わせてプロンプトを工夫することで真価を発揮します。ここではMicrosoft 365の主要アプリに沿って、すぐ実務で使える20の例を5つのシーンに整理しました。まずは全体像を一覧で確認します。
| 業務カテゴリ | プロンプト例 | ポイント |
|---|---|---|
| Excel | 複雑な関数を生成する | 条件分岐や集計式を瞬時に作成 |
| Excel | データを要約・可視化する | 傾向の整理からグラフ化まで依頼可能 |
| Excel | 入力内容を標準化する | フォーマットを整え共有資料に活用 |
| Excel | ピボットテーブルを自動作成する | 部門別・年度別の分析を即可視化 |
| Word | 文書のドラフトを生成する | 要件から初稿を一気に作成 |
| Word | 長文を要約する | レポートを短時間で把握 |
| Word | 構成を整えてリライトする | 論理展開を読みやすく再構成 |
| PowerPoint | 構成のアウトラインを生成する | ストーリーラインを効率設計 |
| PowerPoint | 文章を要約してスライド化する | 長文資料を短時間でプレゼン化 |
| PowerPoint | デザイン改善を提案させる | 見やすく整理されたスライドに調整 |
| Outlook | メールの下書きを作成する | 要件からビジネス文体の初稿を生成 |
| Outlook | 受信メールへの返信案を作る | 文脈を踏まえた返信を瞬時に提示 |
| Outlook | メールのトーンを調整する | 社内/社外向けに文体を最適化 |
| Outlook | 長いスレッドを要約する | 経緯と論点を短時間で把握 |
| Teams・議事録 | 会議の要点を抽出する | 決定事項や課題を簡潔に整理 |
| Teams・議事録 | アクションアイテムを抽出する | 担当者別タスクを自動整理 |
| Teams・議事録 | 会議全体を要約する | 欠席者向けに記録を即共有 |
| 文書校正 | 誤字脱字をチェックする | 見落としを最小化し正確性を確保 |
| 文書校正 | 表現を簡潔化・要約する | 短時間で理解できる文章に圧縮 |
| 文書校正 | 敬語・表現を最適化する | 自然で違和感のない表現に調整 |
Excel業務を効率化するプロンプト例(4選)
ExcelのCopilotプロンプトでは「関数生成」「データ要約・可視化」「入力標準化」「ピボット集計」の4つの型を使い分けると、集計や分析にかかる作業時間を短縮できます。下記のテンプレートは、角ブラケット部分を自分のデータに置き換えればそのまま貼り付けて使えます。
- 複雑な関数を生成する:条件に合う値だけを抽出・集計する数式を作成できます。テンプレート:「[データ範囲]から[抽出・集計条件]に合致するデータだけを[抽出/集計]する関数を書いてください」
- データを要約・可視化する:傾向の整理からグラフ提案までを依頼できます。テンプレート:「[データ範囲]の傾向を[件数]点に整理し、[グラフの種類]で表現してください」
- 入力内容を標準化する:表記ゆれを統一し共有資料に整えられます。テンプレート:「[対象範囲]の[対象項目]を[統一したい形式]に統一してください」
- ピボットテーブルを自動作成する:分析軸を指定して集計表を生成できます。テンプレート:「[分析軸1]・[分析軸2]ごとに[集計対象]を集計するピボットテーブルを作ってください」
これらの活用で、Excelは単なる集計ソフトから意思決定に直結する分析ツールへ変わります。
Wordで文書作成を加速するプロンプト例(3選)
WordのCopilotプロンプトでは「ドラフト生成」「長文要約」「構成リライト」の3つの型を使い分けると、文書作成にかかる時間を短縮できます。下記のテンプレートは、角ブラケット部分を自分の用件に置き換えればそのまま貼り付けて使えます。
- 文書のドラフトを生成する:要件を渡すと構成済みの初稿を作成できます。テンプレート:「[文書の種類]を、[構成要素1]・[構成要素2]・[構成要素3]の構成で作成してください。前提は[背景・目的]です」
- 長文を要約する:レポートや資料の要点を短時間で把握できます。テンプレート:「この文書を、[観点1]・[観点2]・[観点3]の[件数]点で要約してください」
- 構成を整えてリライトする:論理展開を読みやすく再構成できます。テンプレート:「この文章を、[読者・目的]に向けて[構成の型(例:結論先行)]で書き直してください」
下書きをCopilotに任せることで、人は内容の精査と判断に集中できます。
PowerPointで伝わる資料を作るプロンプト例(3選)
PowerPointのCopilotプロンプトでは「アウトライン生成」「要約スライド化」「デザイン改善」の3つの型を使い分けると、資料作成を短時間で進められます。下記のテンプレートは、角ブラケット部分を自分の資料条件に置き換えればそのまま貼り付けて使えます。
- 構成のアウトラインを生成する:目的に沿った骨子を先に固められます。テンプレート:「[対象読者]向けの[枚数]枚構成の[資料の種類]のアウトラインを設計してください」
- 文章を要約してスライド化する:長文を視覚的な構成に落とし込めます。テンプレート:「以下の文章を[枚数]スライドに分け、[図解/箇条書きなどの方針]を添えてまとめてください」
- デザイン改善を提案させる:読みやすい見出しや配置に整えられます。テンプレート:「このスライドを読みやすく整理し、[改善してほしい点(例:見出し案)]を[件数]つ提示してください」
これらの工夫で、PowerPointは作業負担から説得力あるアウトプットへ変わります。
Outlookでメール対応を時短するプロンプト例(4選)
OutlookのCopilotプロンプトでは「下書き作成」「返信案」「トーン調整」「スレッド要約」の4つの型を使い分けると、メール対応にかかる時間を削減できます。下記のテンプレートは、角ブラケット部分を自分のメール条件に置き換えればそのまま貼り付けて使えます。
- メールの下書きを作成する:要件を箇条書きで渡すと初稿を生成できます。テンプレート:「[用件]を伝える[メールの種類]を、[トーン(例:丁寧なビジネス文体)]で作成してください」
- 受信メールへの返信案を作る:文脈を踏まえた返信をすぐに用意できます。テンプレート:「このメールに対して、[伝えたい内容]を伝える返信を[トーン]で作成してください」
- メールのトーンを調整する:送り先に合わせて文体を最適化できます。テンプレート:「この文面を、[送り先(例:社外の取引先)]向けに[希望するトーン]へ調整してください」
- 長いスレッドを要約する:やり取りの経緯と論点を素早く把握できます。テンプレート:「このメールスレッドの[要約軸(例:経緯と未決事項)]を[件数]点で要約してください」
メール対応を効率化することで、判断や折衝といった人にしかできない業務へ時間を振り向けられます。
Teams・議事録の生産性を高めるプロンプト例(3選)
Teams・議事録のCopilotプロンプトでは「要点抽出」「アクション抽出」「全体要約」の3つの型を使い分けると、会議後の共有作業を短縮できます。下記のテンプレートは、角ブラケット部分を自分の会議条件に置き換えればそのまま貼り付けて使えます(録音・文字起こしが前提)。
- 会議の要点を抽出する:決定事項を絞り込んで整理できます。テンプレート:「この会議の[抽出対象(例:決定事項)]を[件数]点にまとめてください」
- アクションアイテムを抽出する:担当者別のタスク一覧を生成できます。テンプレート:「会議で生じたタスクを、[整理軸(例:担当者・期限)]つきの一覧にしてください」
- 会議全体を要約する:欠席者向けの記録を即共有できます。テンプレート:「この会議を、[項目1]・[項目2]・[項目3]の順に要約してください」
会議が「終わったらすぐ共有できる情報資産」へと変わります。
文書校正の品質を安定させるプロンプト例(3選)
文書校正のCopilotプロンプトでは「誤字脱字チェック」「簡潔化・要約」「敬語最適化」の3つの型を使い分けると、文書品質のばらつきを抑えられます。下記のテンプレートは、角ブラケット部分を自分の文章条件に置き換えればそのまま貼り付けて使えます。
- 誤字脱字をチェックする:見落としを減らし正確性を確保できます。テンプレート:「[対象テキスト]の誤字脱字と不自然な表現を指摘し、修正案を示してください」
- 表現を簡潔化・要約する:冗長な文章を読みやすく圧縮できます。テンプレート:「この文章を、意味を保ったまま[目標分量(例:半分の分量)]に要約してください」
- 敬語・表現を最適化する:相手に合わせた自然な表現へ整えられます。テンプレート:「[用途(例:取引先への依頼文)]として自然な敬語に直してください」
これらの活用で、ビジネス文書の質を安定して高められます。
Copilotを全社の成果につなげる。導入戦略・失敗回避・プロンプトの型を。
無料ホワイトペーパー3冊をダウンロード →作ったプロンプトの管理・保存・共有方法
便利なプロンプトは、その場限りで使い捨てると組織の資産になりません。個人での保存と、組織での共有の2段階で蓄積する仕組みを持つことで、再現性の高い活用につながります。属人化を防ぐ起点にもなります。
個人で保存・再利用する
よく使うプロンプトは、OneNoteやWord、メモアプリにテンプレートとして保存しておくと、毎回ゼロから書く手間が省けます。「依頼メール用」「議事録要約用」のように用途別にラベルを付けて整理すると、必要なときにすぐ呼び出せます。
組織で共有してナレッジ化する
部署やチームで成果の出たプロンプトを集め、SharePointやTeamsの共有フォルダ、社内ポータルに「プロンプト集」としてまとめます。誰が使っても一定の品質が出る状態を作ることで、スキルの高い一部の社員だけが恩恵を受ける状況を避けられます。共有時には、どの業務でどんな成果が出たかを一言添えると、他のメンバーが応用しやすくなります。
Copilotプロンプトがうまくいかないときの対処法
期待した出力が得られないときは、プロンプトを書き直す前に原因を切り分けると解決が早まります。再生成・指示の具体化・タスクの分割という3つの打ち手を順に試すのが近道になります。多くの場合、指示の情報量が不足していることが原因になります。
再生成して出力のばらつきを確認する
Copilotの出力は毎回同じではないため、まずは再生成を試します。一度目がうまくいかなくても、二度目・三度目で意図に近い出力が得られることがあります。複数の結果を見比べることで、指示のどこが伝わっていないかも把握しやすくなります。
指示を具体化する
「要約して」「整理して」だけでは判断材料が足りません。目的・出力形式・分量・対象読者を加え、「何を・どの形で・どれだけ」出してほしいかを明示します。先述の「書き方のコツ」で挙げた6点を補うと、出力の精度が安定します。
タスクを分割して段階的に依頼する
一度に多くを求めると、出力が浅く散漫になりがちです。「まず構成案を作る→次に各章を書く→最後に要約を付ける」のように工程を分け、段階ごとに指示を出します。複雑な作業ほど、分割して対話的に進めるほうが質の高い成果物になります。
Copilotプロンプト活用の落とし穴と注意点
Copilotは便利な一方で、導入しただけで成果が出るツールではありません。現場で使うと、多くの企業やユーザーが同じ壁にぶつかります。代表的な落とし穴を整理し、失敗を防ぐ視点を確認します。
セキュリティと情報漏洩のリスク
Copilotに入力した内容は外部のサーバーで処理されます(法人向けのMicrosoft 365 Copilotは、組織のデータを学習に利用しない契約形態が用意されています)。顧客データや社内機密を不用意に入力する運用は、情報漏洩につながりかねません。法人利用では、入力してよい情報の範囲を事前にルール化することが欠かせません。
出力の精度と日本語特有の課題
Copilotは日本語にも対応していますが、英語に比べて曖昧な指示を誤解しやすい傾向があります。指示が漠然としていると、期待と異なる出力になります。「要約は3点に」「500文字以内で」のように条件を具体的に指定する工夫が、精度を左右します。
属人化によるスキル格差
一部の社員だけがCopilotを使いこなし、ほかの社員は活用できない。この属人化が、組織全体で生産性向上が頭打ちになる主因です。知識やスキルを個人任せにせず、組織全体へ浸透させる仕組みが求められます。
導入の次は定着。現場にCopilotを根づかせる3冊(計94ページ)。
3冊セットを無料で受け取る →Copilot導入を成功させるための次のステップ
Copilotを個人レベルで便利に使えても、組織全体で成果を出すには次のステップが欠かせません。点の活用から面の活用へ広げる流れを意識することで、投資対効果を最大化できます。
共通ルールを整備して属人化を防ぐ
プロンプト設計は人によってばらつきが出やすい領域です。スキルの高い人だけが恩恵を受ける状態に陥ると、全社の生産性は伸び悩み、むしろ格差が広がります。部署ごとに推奨プロンプトや使用ガイドラインをまとめ、ナレッジとして共有する仕組みが必要です。
定着には研修と実務での伴走が欠かせない
ツールを導入しても、現場での使い方が統一されなければ定着しません。社員全員が同じスタートラインに立ち、実務に即した研修を通じて繰り返し使うサイクルを回すことが必要です。とくにバックオフィスや営業など横断的に利用される部門では、現場の業務に沿った研修カリキュラムが効果を発揮します。
導入の次は定着。現場にCopilotを根づかせる3冊(計94ページ)。
3冊セットを無料で受け取る →他社の取り組み|テルモ・住友ゴム工業に学ぶCopilot業務活用
ここからは、独自に取材した先行企業の中から、Microsoft Copilotを業務に定着させた製造業2社の取り組みを紹介します。プロンプトの工夫だけでなく、組織として活用を広げる設計が成果を分けています。
テルモ|全社員へのCopilotライセンス付与で活用の土台を整備
テルモ株式会社は、生成AIは次世代の企業競争力を決定づける必要不可欠な技術だと判断し、全社員にMicrosoft Copilotライセンスを一斉付与しました。希望者の個別申請制から転換したことで、誰もがすぐ使える状態を整え、約40部署にAIエージェントを作成できる人材(市民開発者)を配置しています。文献調査や法律情報の整理など、数時間かかっていた作業の短縮も進んでいます。担当者は「管理職の皆さんがAI活用に後ろ向きな姿勢を示すと、部下の人たちも使いづらい雰囲気になってしまいます。」と語っています。
注目すべきは、ツールを配る前に「全員が使える前提環境」と「管理職の姿勢」を整えた点です。プロンプトの巧拙以前に、組織として使える土台を作ることが定着の起点になります。
詳細はテルモ株式会社のインタビュー記事で紹介しています。
住友ゴム工業|メール作成・要約・翻訳でCopilotを日常業務に組み込み
住友ゴム工業株式会社は、AIを活用しなければこれまで以上のスピードアップが難しいと判断し、Microsoft Copilotをメール作成・レポート要約・翻訳といった日常業務に組み込みました。テストドライバーの官能評価という暗黙知を設計データと紐付けて体系化するなど、現場の知見とAIを掛け合わせる取り組みも進めています。担当者は「プロセスのどの部分をAIに任せるかを人が判断していくことが大事なのではないでしょうか。」と語っています。
注目すべきは、特別な業務ではなく、メール・要約・翻訳という毎日発生する作業からCopilotを使い始めた点です。本記事で挙げた業務シーン別プロンプトと同じく、身近な業務から着手することが浸透への近道になります。
詳細は住友ゴム工業株式会社のインタビュー記事で紹介しています。
2社に共通する設計思想:①トップダウンで「全員が使える前提環境」を整える ②メールや要約など毎日発生する身近な業務から使い始める ③AIに任せる範囲と人が判断する範囲を切り分ける。個人のプロンプト力に加え、この3点を組織で設計することが成果につながります。
まとめ:Copilotは使い方次第で成果が変わる
本記事では、Excel・Word・PowerPoint・Outlook・Teamsの業務シーン別プロンプト例20選に加え、精度が上がる書き方の6つのコツ、プロンプトの管理・共有方法、うまくいかないときの対処法を整理しました。指示を工夫するだけで単純作業は効率化され、付加価値の高い業務に時間を使えるようになります。
Copilotは導入しただけで成果を保証するツールではありません。成果の差を決めるのは、どんなプロンプトを設計し、それを組織としてどう活用するかにかかっています。個人のスキルと組織の仕組みを両輪で整えることが、Copilot活用の前提となります。
下記の資料では、プロンプトの考え方やコツ、運用ルールの設計などをより深く解説しています。適切なプロンプトを理解して望むアウトプットを引き出す、組織に浸透させるのを後押しする内容です。活用推進の第一歩としてぜひお気軽にご覧ください。
導入の次は定着。現場にCopilotを根づかせる3冊(計94ページ)。
3冊セットを無料で受け取る →よくある質問
- QCopilotのプロンプトは日本語でも正しく使えますか?
- A
結論として、日本語でも利用できます。ただし曖昧な表現は誤解を生みやすいため、「要約は3つのポイントで」「500文字以内で」といった条件を具体的に付けることが精度向上のコツになります。役割や出力形式を併せて指定すると、初回の出力品質がさらに安定します。
- QCopilotで作ったプロンプトはどう保存・共有すればよいですか?
- A
個人での保存と組織での共有の2段階で蓄積します。よく使うプロンプトはOneNoteやWordに用途別テンプレートとして保存し、成果の出たものは部署やチームでSharePointやTeamsに「プロンプト集」としてまとめます。共有することで、一部の社員に活用が偏る状況を防げます。
- QCopilotのプロンプトがうまくいかないときはどうすればよいですか?
- A
再生成・指示の具体化・タスク分割の順に試します。まず再生成で出力のばらつきを確認し、改善しなければ目的や出力形式を加えて指示を具体化します。それでも難しい場合は、作業を工程ごとに分割し、段階的に依頼すると精度が上がります。
- QMicrosoft 365 CopilotのプロンプトはExcel以外でも使えますか?
- A
Word・Outlook・PowerPoint・Teamsなど主要アプリで利用できます。Wordでの文書作成、Outlookでのメール作成・返信、Teamsでの会議要約など、業務ごとにプロンプトを整理しておくと導入効果が高まります。アプリをまたいで使える点が、業務全体の効率化につながります。
- QMicrosoft 365 Copilotを使うにはどのプランが必要ですか?
- A
結論として、対象のMicrosoft 365サブスクリプションがあれば「Microsoft 365 Copilot Chat」を追加費用なしで利用でき、業務アプリに深く統合された「Microsoft 365 Copilot Business」は1ユーザーあたり月額¥3,148(年払い・税別、別途対象のMicrosoft 365サブスクが必要)です。価格や適用条件は改定される場合があるため、契約前に公式ページで最新情報を確認する必要があります。
