これまで多くの企業では、営業リストの作成に時間と労力をかけていました。しかし近年では、DX推進の一環としてAIを活用し、営業リストの作成を自動化する企業が増えています。
本記事では、営業リスト作成にAIを導入するべき理由や得られるメリット、ChatGPTを使ったリスト作成の活用方法を解説。さらに、おすすめのAIツール10選(無料・有料)を紹介していきます。
営業の効率化を図りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、SHIFT AIでは、貴社に最適なAI営業支援ツールの選定から導入・運用までをワンストップで支援いたします。営業リストの作成に課題を感じている方は、まずは無料相談をご利用ください。
営業リスト作成にAIを使うべき理由

営業リストとは、自社の営業ターゲットとなる顧客企業の情報をまとめたリストのことです。新規顧客開拓や提案先の選定に欠かせない重要なデータですが、従来の手作業によるリスト作成には多くの課題がありました。
ここでは、なぜ営業リスト作成にAIを活用すべきなのか、従来の課題とAIによる解決策にわけて解説します。
従来までの営業リスト作成の3つの課題
営業リストを手動で作成する場合、まず対象業界や地域の企業情報をネット検索や名刺、業界資料などから収集し、一件一件エクセルに入力していきます。
この情報収集とデータ入力には膨大な時間と労力がかかるため、営業担当者の負担となっていました。さらに、以下のような課題も指摘されています。
課題1.ターゲットの選定が難しい
営業リストを作っても、成約につながらない企業が多く含まれてしまうケースがあります。市場のニーズが多様化する現代では、経験豊富な営業でも確度の高い見込み客だけを正確に絞り込むのは容易ではありません。結果として、アプローチしても無駄に終わる企業が増え、労力に見合う成果が得られないことも。
課題2.情報の管理・更新が大変
手作業で作成した営業リストは時間が経つとすぐに情報が古くなり、担当者や部署名、電話番号などが変更されている可能性があります。例えば「担当者が退職した」「連絡先が変わった」などのケースです。
最新情報への更新を怠ると、誤ったデータに基づく無駄なアプローチが発生し、信用低下にもつながりかねません。
課題3.属人化やバラツキが発生する
営業リストの作り方やフォーマットが担当者ごとに異なると、情報の重複や漏れが発生しやすくなります。
担当者がそれぞれ独自に作ったリストは、他のメンバーと共有や編集がしにくく、組織全体で営業情報を一元管理する妨げとなっていました。
AIを使うことで解決できること
AIを活用することで、従来の営業リスト作成で生じる大量のデータ処理や定型作業の負担を大幅に軽減できます。
例えばAIを搭載したツールでは、企業データベースから条件に合う企業を高速で抽出し、自動でリスト化します。これまで人手で数日かかっていた作業もわずかな時間で完了するのです。
また、AIは多様なデータを分析し、成約につながりやすい見込み客を高精度に予測することが可能です。これにより、確度の低い企業への余分なアプローチを減らし、営業効率を高めます。
さらに、リスト情報は定期的に自動更新されるため、常に最新のデータを使ったアプローチができるのも大きな利点です。
具体的なメリットやツール例は、次章以降で詳しく解説していきます。
AIを活用した営業リスト作成の3つのメリット

ここでは、営業リスト作成にAIを導入するおもなメリットを3つ解説します。
- 時間が短縮できる
- 精度が上がる
- コストを削減できる
時間短縮・精度向上・コスト削減という3つの観点から、AI活用の価値を見ていきましょう。
メリット1.時間が短縮できる
AIを活用する最大のメリットは、リスト作成にかかる時間の大幅な短縮です。従来は手作業で何時間も費やしていた情報収集や入力作業を、AIなら数秒~数分で完了してくれます。
例えば、無料ツールのFUMAでは160万社以上の企業データから最短5秒で条件に合うリストを生成可能です。また、AIはテンプレート化された処理も得意なため、社内でフォーマットを統一したリストが簡単に作れるのも利点のひとつです。
担当者ごとに書式がバラバラ、といったムダを解消しつつスピーディーにリスト作成が進みます。短縮できた時間は、アポイント件数の増加や提案準備など、より本質的な営業活動に充てられます。
メリット2.精度が上がる
AIを活用することで、営業リストの精度が大幅に向上します。ここでの「精度」とは、情報の正確さとターゲットの的確さの両方を意味します。
例えば、SalesNowでは100万通り以上の検索条件から、業種や所在地だけでなく「求人掲載の有無」「従業員数の増減」など多角的な条件で企業を絞り込むことが可能です。
これにより、自社サービスに適した見込み度の高い企業だけをリスト化できます。さらに、AIはWeb上の最新データや公式情報をもとにリストを生成するため、表記間違いや重複のチェックも実施できます。
メリット3.コストを削減できる
営業メンバーがリスト作成にかけていた時間を削減できれば、その分を本来の営業活動に充てられ、人件費の有効活用につながります。実際に、AI導入で作業時間を80%削減した事例も報告されています。
また、多くのAIツールは無料プランやトライアルが用意されており、初期費用を抑えて導入できる点も魅力です。例えば、GeAIneは3日間の無料トライアルを提供しており、実際の効果を確認したうえで本格導入に移行できます。
さらに、AIが成約見込みの高い企業を自動で分類。無駄なリスト購入や誤ったターゲットへの営業を減らします。
ChatGPTなら無料で作れる!営業リスト作成までの4つのステップ

「AIツールの導入は予算的にハードルが高い…」という場合でも、実はChatGPTを活用すれば無料で営業リストの作成が可能です。
ここでは、ChatGPT(GPT-4などの高度な生成AI)とスプレッドシートを組み合わせた営業リスト作成の4つのステップを紹介します。
- ターゲット条件を明確にする
- 企業情報をChatGPTで収集する
- リストを整形・分類する
- リストを営業に活用する
ステップ1.ターゲット条件を明確にする
まずは、どのような企業をターゲットに営業したいかを明確に設定しましょう。ターゲットとする業種、企業規模(従業員数や売上規模)、所在地エリアなどを絞り込んでいきます。
【具体例】 「東京都内の従業員50名以上のIT企業」 「製造業で年間売上10億円以上の関西圏の企業」 |

自社の過去の成約データなどから、受注確度が高そうな企業の共通点を洗い出すと良いでしょう。
このステップが曖昧だと、せっかくAIにリスト作成を任せても精度の低い結果になってしまいます。社内で十分に議論して条件設定をすることが重要です。
ステップ2.企業情報をChatGPTで収集する
ステップ1で設定した条件をもとに、ChatGPTを使って企業リストの素案を作成します。
例えば「東京都内で従業員50名以上のIT企業を20社リストアップしてください」と入力すれば、ChatGPTはデータベースや公開情報をもとに該当企業を提案します。

ただし、最新の企業情報には限界がある点に注意が必要です。ChatGPTはある時期までの情報をもとに回答するため、出力された企業が実在しない・条件に合わない可能性もあります。
そのため、作成されたリストが条件に合っているか、公式サイトや企業データベースなどで必ず検証しましょう。
無料プランでも、この検証作業を加えることでリストの信頼性が大きく向上します。
ステップ3.リストを整形・分類する
ChatGPTで得た企業リストを、Googleスプレッドシートに整理します。その際、企業名だけでなく、所在地、業種、従業員数、連絡先など営業に必要な項目も揃えましょう。
これらの企業情報は、GAS(Google Apps Script)を組み合わせることでWebから自動取得できます。技術的に難しい場合は手動で入力しても構いません。重要なのは、必要な情報が漏れなく揃ったフォーマットに整形することです。

リスト作成後は、業種や地域、有望度などで分類・グルーピングを行いましょう。AIツールを活用すれば、顧客リストを自動で分析し、受注見込み度でグループ分けすることも可能です。
ステップ4.リストを営業に活用する
完成した営業リストをもとに、電話やメール、フォーム送信などでアプローチを開始しましょう。
ChatGPTを活用すれば、ターゲットごとに最適化したメール文面の作成や、ABテスト用の複数パターンの生成も可能です。

さらに、APOLLO SALESのような専門ツールを使えば、リスト作成からアプローチ送信までを自動化できます。自作したリストも、メール配信ツールと連携することで、一括送信などの効率化が可能です。
ただし、最も重要なのはアプローチ後の振り返りです。反応があった企業の傾向を分析し、次回のリスト条件に反映させ精度向上につなげます。
AIはあくまでツールに過ぎません。人間による結果の検証と改善の積み重ねによって、より強力な営業リストに育てることができるのです。
AIで営業リストを作る際の3つの注意点

AIは強力な営業支援ツールですが、使い方を誤ると思わぬトラブルを招くおそれもあります。ここでは、AIで営業リストを作成・活用する際のおもな注意点を見ていきましょう。
注意点1.個人情報・プライバシーに配慮
営業リストには、企業の代表者名や連絡先など個人情報が含まれる場合があります。
AIツールやスクレイピングでデータ取得する際は、対象サイトの利用規約や個人情報保護法に違反しない範囲で行うことが大前提です。
また、社内で取得したリストを扱う場合でも、アクセス権限の管理や暗号化など適切なセキュリティ対策を講じましょう。
注意点2.スパムにならないアプローチ
AIを使えば多くの見込み客に一斉アプローチできます。しかし、やり方次第でスパム判定されたり、企業から拒否反応を受けたりするおそれがあるので注意が必要です。
日本では「特定電子メール法(迷惑メール防止法)」により、無差別な営業メール送信が規制されています。リストに対するメール営業やDM送付の際は、必ず法令を遵守し、相手に配慮した内容・頻度を心がけましょう。
例えばAIツールのリスタでは、FAXやメールアドレスについて、迷惑メール防止法に抵触しないものをAIが自動判別してくれる機能があります。こうした機能も活用しつつ、安全なアプローチを行いましょう。
注意点3.過度な依存を避ける
AIはあくまでツールであり、万能ではありません。
データに現れない突発的な市場変化やニーズは人間の洞察が不可欠です。「最後の目利き」は必ず人間が行い、AIの出力結果に創造性や経験知を上乗せしてこそ強力な営業リストが完成します。
「この企業は最近ニュースで新製品を発表していたから狙い目だ」など人間ならではの判断とAIの提案を織り交ぜ、営業リストをアップデートしていきましょう。
AIツールは強力な反面、正しい使い方を誤ると成果が出ないばかりか、リスクも伴います。SHIFT AIでは、こうしたAI活用に関する基本的な知識やリスク管理のポイントを整理した「AI人材育成ロードマップ」を無料で配布しています。
営業活動でAIを安全かつ効果的に使いたい方は、ぜひ下記から資料をダウンロードしてみてください。
営業リスト作成AIツールを選ぶ4つのポイント

「いざ、営業リスト作成をAIツールで…」と思っても、実際に何を選べばよいかわからない、という方は少なくありません。
ここでは、営業リスト作成AIツールを選ぶ際に押さえておきたい4つのポイントを紹介します。
- 目的と必要機能が合致しているか
- 操作性・使いやすさは問題ないか
- 自社業界との相性は良いか
- 導入実績・信頼性はあるか
ひとつずつ見ていきましょう。
ポイント1.目的と必要機能が合致しているか
まず、自社が何を重視してツールを導入するのかを明確にしましょう。
例えば、次のような目的が考えられます。
- 新規開拓リストを大量に作りたい
- 既存顧客データを分析してアップセル先を見つけたい
- メール送信まで自動化したい
ツールごとに得意分野は異なります。例えば、GeAIneはフォーム送信の自動化やリスト自動分類が強みです。一方、Musubuはリスト作成だけでなく営業管理や成約分析までオールインワンで行える点が特徴です。
ポイント2.操作性・使いやすさは問題ないか
ツールを現場で使いこなせなければ、どれほど高機能でも意味がありません。UI(操作画面)が直感的でわかりやすいか、日本語サポートやマニュアルが充実しているかもチェックしましょう。
例えば、リスタは「Excel程度の知識があれば誰でも使いこなせるシンプルUI」を特徴として謳っています。操作性を実感するためにも、トライアル期間を活用して実際の使いやすさを確かめるのがおすすめです。
ポイント3.自社業界との相性は良いか
ツールに含まれる企業データベースが、自社の狙う業界やターゲット層とマッチしているかも重要です。
例えば、地方自治体相手の営業なら自治体データに強いか、飲食店向けなら小規模事業者の情報が網羅されているか、といった点に注目します。
数多くある営業リスト作成のAIツールは、数十万~数百万件規模の企業データを持っています。しかし、自社のターゲット層が薄いデータベースだと当然ながら十分なリストが得られません。
ツール提供会社のサイトで「掲載企業数○○万件」「○○業界に強い」などの情報を確認しましょう。
ポイント4.導入実績・信頼性はあるか
ツールの導入実績や評判も重要な判断材料です。
例えば、SalesNowはスタートアップから大企業まで3,000社以上が導入。またリスタも15年以上の提供実績があり、4,000社以上で利用されています。
導入社数が多いツールは機能面でも成熟していることが多く、サポート体制もしっかりしている傾向です。
公式サイトや口コミで信頼性を確認し、自社と同業種の導入事例があれば参考にしましょう。ツールによっては、効果検証のデータを公開している場合があります。
次章からは、具体的な無料・有料のAI営業リスト作成ツールを紹介していきます。
無料で使える営業リスト作成AIツール6選

「まずはコストをかけずに試したい」という方向けに、無料で利用できる営業リスト作成AIツールを5つ厳選しました。完全無料から、無料プランが用意されているツールまで紹介していきます。
- FUMA(フーマ)
- BIZMAPS(ビズマップ)
- Akala List(アカラリスト)
- LisColle(リスコレ)
- Hirameki 7(ヒラメキ7)
- LeadPool(リードプール)
無料でも基本的なリスト作成機能は備えているため、初めての導入や小規模利用に最適です。ただし取得できる件数や機能に制限がある場合が多いので、ツールを選ぶ際はその点も確認しておきましょう。
FUMA(フーマ) 完全無料&ログイン不要!最短5秒でリスト作成

画像引用:FUMA
FUMAは株式会社Plainworks提供のWebツールで、ユーザー登録なしですぐ使える完全無料の営業リスト作成サービスです。全国約160万社の企業データと4万種以上のタグから、条件に合う企業リストを瞬時に表示します。
例えば業種や所在地はもちろん、「上場企業」「売上高○○以上」などのデータ項目で絞り込みが可能。検索回数や利用期限の制限もなく、思いついたときに何度でも無料で試せるのが魅力です。
ただし、CSVデータのダウンロードをしたい場合はオプション料金が発生する点に注意をしましょう。実際に操作をしながら、必要に応じて有料オプションの検討をすることをおすすめします。
参照:FUMA
BIZMAPS(ビズマップ) 月100件まで無料DL、5,000以上のタグで精度高いリスト化

画像引用:BIZMAPS
BIZMAPSは株式会社アイドマ・ホールディングス提供のツールで、月100件まで無料でリストをダウンロード可能です(それ以上は1件30円など従量課金や定額プランあり)。データベースには約200万件の法人データが登録されており、独自の5,000種類以上の検索タグでターゲットを詳細に絞り込めます。
例えば「新設法人(直近○ヶ月)」や「相性の良い企業提案」など独自視点の条件が使えるのが特徴です。無料枠で少量から試せるうえ、必要に応じて有料プランにスムーズに移行できる柔軟さも評価ポイントです。なお、データは首都圏・大阪・福岡以外は年1回更新など更新頻度にエリア差がある点には留意してください。
参照:BIZMAPS
Akala List(アカラリスト) 毎月300件無料DL、AIが選ぶ高精度リスト

画像引用:Akala List
Akala Listは株式会社デザインワン・ジャパンが提供する営業リストサービスで、会員登録するだけで毎月300件の営業リストを無料ダウンロード可能なプランがあります。
利用にあたって電話番号やクレジットカード登録も不要で、課金の心配なく使い始められます。特徴は、独自に構築した500万社以上の企業データとAI分析により、ユーザーの商材にマッチした見込み企業リストを自動生成できる点です。
具体的には、ユーザーが提供する自社商材情報や既存顧客データをもとに、AIが類似企業や成約見込みの高い企業をピックアップしてくれます。生成AIによるアプローチメール文面作成支援なども備えており、単なるリスト提供に留まらない営業支援が強みです。
無料プランで効果を実感したら有料プランに切り替え可能で、料金は取得件数に応じた従量課金制となっています(※2025年時点)。AIによる高精度なターゲティングを試したい方に適したサービスです。
参照:Akala List
LisColle(リスコレ) 1日100件まで期間制限なし無料、AIで企業データ自動判別

画像引用:LisColle
LisColleは株式会社ナレッジコンサルティングが提供するツールで、1日100件・30日1,000件までなら期間制限なく無料利用可能なのが大きな特徴です。初期費用も不要で、少量のリストを継続的に作りたい中小企業には嬉しいモデルです。
リスコレでは、企業公式サイトや業種分類をAIが自動で解析し、入力したキーワードに関連性の高い企業を瞬時に抽出できます。例えば「SDGs対応企業」「美容業界で開業3年以内」など、独自の切り口でターゲットを抽出することも可能です。
検索結果はCSV形式で保存でき、反復活用しやすい点も評価されています。無料枠を超える利用には月額3,080円~の有料プランがあります。
参照:LisColle
Hirameki 7(ヒラメキ7)営業リスト検索初期費用0円、1日100件無料でスタート可能

画像引用:Hirameki 7
「Hirameki 7 営業リスト検索」はトライベック株式会社が提供する中小企業向けDXプラットフォーム「Hirameki 7」の機能の一つで、営業リスト検索サービスです。2024年時点で119万件以上の企業データを掲載しており、初期費用が0円ですぐ始められるのが特徴です。
基本は有料サービスですが、1日あたり100件まで無料でリスト作成可能なので、小規模なリストであればコストをかけず利用できます。業種の絞り込みに強く、「大項目×小項目」で細かく業種指定ができるため、自社ターゲット業種のみを効率的に抽出できます。
データの重複がないよう、企業公式サイトから正確な情報を収集しているため安心してリストを活用できるとされています。契約期間中は回数無制限で検索可能とのことで、業種特化型の営業にマッチするツールです。
参照:Hirameki 7
LeadPool(リードプール) AIで高精度ターゲティング、無料トライアルで体験可能

画像引用:LeadPool
LeadPoolは、株式会社Merが提供する営業リスト作成・営業支援ツール。AIを活用して企業の受注確度やターゲット性を自動でスコアリングしてくれるのが特徴です。
独自のデータ解析基盤をもとに、企業情報だけでなく「行動ログ」「関心分野」などの非構造データも活用するため、営業の打ち手に直結しやすいリストを作成できます。
LeadPoolでは無料トライアルが用意されており、その期間中はAIによるターゲット抽出やスコアリングを実際に試すことが可能です。また、facebookやHubSpotとの連携もでき、営業フローの自動化にも対応しています。
精度重視で無駄打ちを減らしたい方や、受注確度を高めたい営業部門にはおすすめのツールです。
参照:LeadPool
以上、6つが無料で使えるおもな営業リスト作成AIツールです。無料といえども数百万件規模のデータベースを背景に持つものもあり、少人数の営業チームであればまずはこれらで十分成果を出せるでしょう。
ただし、無料ツールは高機能な分析や大量データ取得には制限があります。必要に応じて有料プランや有料ツールへの切り替えも検討し、目的とコストに見合った使い分けをしましょう。
有料で使える営業リスト作成AIツール5選

高機能や大量リストの取得を求める場合、有料の営業リスト作成AIツールの導入を検討しましょう。有料ツールはデータ量や機能が充実しており、大企業の営業現場でも導入実績が豊富です。
ここでは特に人気の高い有料ツール5選を紹介します。費用対効果の観点からも、有料ツールが提供する付加価値に注目してみてください。
- Musubu(ムスブ)
- GeAIne(ジーン)
- ListA(リスタ)
- SalesNow(セールスナウ)
- APOLLO SALES(アポロセールス)
Musubu(ムスブ) 140万社データで高速リスト作成、営業管理まで一括対応

画像引用:Musubu
プラン名 | 月額料金(税込) | 企業情報取得可能数 |
スモールプラン | 66,000円 | 1,000件 |
ミディアムプラン | 132,000円 | 2,000件 |
ラージプラン | 363,000円 | 6,000件 |
Musubuは、Baseconnect株式会社が提供する営業支援ツールで、営業リスト作成からアプローチ管理、成約分析まで一括で行えるオールインワン型です。
140万件以上の企業データベースを保有し、30以上の条件軸で検索できるため、自社に適した見込み企業を迅速に見つけることが可能です。
例えば、「業界×所在地×従業員規模」といった複合条件での検索はもちろん、類似企業の検索や既存顧客に近い企業の抽出機能も備えています。
さらに、既存顧客リストをアップロードすると、自動でデータとひも付けて分析することも可能です。
参照:Musubu
GeAIne(ジーン) RPA×AIで新規開拓を自動化、フォーム営業も可能

画像引用:GeAIne
プラン名 | 月額料金(税込) | 送信数/月 (6か月の場合) |
ビジネスプラン | 44,000円 | 6,000社 |
スタンダードプラン | 74,250円 | 12,000社 |
ハイエンドプラン | 88,000円 | 22,000社 |
GeAIne(ジーン)は、エッジテクノロジー株式会社が提供する、AIとRPA技術を駆使して新規顧客獲得を効率化するツールです。
営業リストの作成から、企業の問い合わせフォームやメールへのアプローチ送信までを自動化。電話が難しい企業にも接点を持てるのが強みです。
また、手持ちの顧客リストをAIが分析し、受注確度の高い企業を自動で抽出します。これにより、成約可能性の高い見込み客へ優先的にアプローチでき、営業活動を効率化。アポイント獲得率の高いメール文面の自動生成や効果検証機能も搭載しています。
まずは3日間の無料トライアル(200社まで送信可・300件リスト取得可)で、使用感を試してみるのがおすすめです。
参照:GeAIne
ListA(リスタ) リリースから15年、5,000社以上の導入実績

画像引用:ListA
プラン名 | 月額料金(税込) | 使用可能件数 |
スタータープラン | 11,000円 | 10,000件 |
スタンダードプラン | 22,000円 | 200,000件 |
ビジネスプラン | 33,000円 | 無制限 |
エンタープライズ | 44,000円 | 無制限 |
リスタはエコノス株式会社が開発・提供する自動リスト作成ツールで、リリースから15年以上、5,000社以上の導入実績を誇る信頼性の高いサービスです(2025年時点)。Web上の企業情報から「○○製品を扱う会社」「採用活動中の企業」といった自由なキーワードで、自社に最適なリストを生成できます。
このツールのユニークな点は、既存リストのメンテナンス機能です。電話番号をキーに、会社名やメールアドレスなどの不足情報を自動で追記・更新ができ、新しい電話番号をもとに新規設立企業を抽出することも可能です。
迷惑メール法に抵触しない連絡先を自動で判別する機能もあり、安心して利用できます。既存リストの活用や、ニッチな条件で検索したい企業に特におすすめです。
参照:ListA
SalesNow(セールスナウ) 500万社DBから必要情報フル装備のリスト作成、導入3,000社超

画像引用:SalesNow
プラン名 | 月額料金(税込) | データベース利用 | 備考 |
要問い合わせ | 要相談 | 544万社以上 | Salesforce連携可能 |
SalesNowが提供するツールは、上場企業からスタートアップまで700社以上が導入する人気サービスです。750万件以上の企業データベースから攻めるべき企業を抽出してリスト化できる点が魅力のひとつ。
業界や従業員、事業内容といった156項目以上の条件を組み合わせて優良な見込み客を的確に発見します。
リストには代表者名やメールアドレス、採用情報まで網羅されており、情報収集の手間を大幅に削減できます。
参照:SalesNow
APOLLO SALES(アポロセールス) リスト作成からメール・フォーム送信まで自動化、低価格で導入容易

画像引用:APOLLO SALES
プラン名 | 月額料金(税込) | 機能 | 備考 |
要問い合わせ | 要相談 | 営業リスト作成、フォーム営業、メール営業 | 効果測定機能あり |
APOLLO SALESは、株式会社Onionが提供するAI営業支援ツール。営業リスト作成からフォーム営業・メール営業まで一貫対応できる点が特徴です。
ユーザーはアプローチしたい企業の条件を設定します。すると150万社以上の企業データベースから自動で営業リストが作成され、そのリスト内の企業に対してAIが自動でメール送信または問い合わせフォーム投稿を実施します。
具体的な料金は公式サイト上では明示されていませんが、月額数万円から利用が可能です。フォーム・メール営業では「1通あたり5.8円〜」と、比較的リーズナブルな単価に設定されています。
少人数で大量の新規開拓をしたいケースや、メールマーケティングの自動化を図りたい企業におすすめのツールです。
参照:APOLLO SALES
以上、主要な有料AI営業リスト作成ツール5つを紹介しました。いずれも導入企業の実績多数であり、単なるリスト作成に留まらず営業プロセス全体を最適化する機能を備えています。
まとめ|営業リスト作成はAIを活用して効率化&高精度化を進めよう

営業リスト作成にAIを活用すれば、これまで時間と労力がかかっていた業務が大幅に効率化され、成約率向上やコスト削減といった成果につながります。
手作業による情報収集や勘に頼ったターゲット選定も、AIによるデータ分析で精度の高いリストに置き換えられるのが大きな利点です。
ChatGPTや無料ツールの活用は、すぐに試せる実践的な手法です。まずは、無料ツールで小さく始め、効果を検証しながらチーム全体でノウハウを共有していくことをおすすめします。
AIツールを導入することがゴールではなく、それを使いこなして成果を出すことが重要です。人の営業スキルとAIの分析力を組み合わせ、未来型の営業スタイルを自社に根付かせていきましょう。
SHIFT AIでは、営業活動におけるAIツール活用の企画設計からツール選定、運用改善までを一貫してサポートしています。「ツールの選び方がわからない」「社内で使いこなせるか不安」といった課題をお持ちの方は、まずは無料相談をご活用ください。