「Copilot Studioの使い方がわからない」「どこから手をつければいいのか」と調べている方も多いのではないでしょうか。結論として、Copilot Studioは3つの利用環境と7ステップの作成手順さえ押さえれば、プログラミング不要で1時間ほどで実務に使えるAIアシスタント(エージェント)を構築できます。本記事では、Web版・Teams版・Agent Builderの3環境の使い分け、アカウント作成から公開までの操作手順、回答精度を高めるプロンプト設計、2026年時点の料金の考え方に加え、AI経営総合研究所が独自に取材した先行企業の活用実態を交えて整理します。
なお、Copilot Studioが「うまく使えない」「機能が有効にならない」といったつまずきはCopilot Studioが使えないときの原因と対処、無料での試し方はCopilot Studio無料版でどこまでできるか、外部システムとのAPI連携はCopilot StudioのAPI連携で個別に扱っています。本記事は「基本の使い方・操作手順」に絞って解説します。
弊社では、Copilotの運用成功に役立つ資料を配布しています。ルール設計や失敗回避、プロンプト設計などのノウハウがわかります。適切な使い方で望むアウトプットを引き出す、AIを組織に根付かせる第一歩になりますので、ぜひお気軽にご活用ください。
Copilotを「配って終わり」にしない。社内で使われる状態へ。
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- 【戦略】成果を出すAI組織導入の設計フレーム
- 【失敗回避】導入企業が陥る6つの落とし穴と対策
- 【実践】業務で使えるプロンプト設計法
Copilot Studioの使い方を学ぶ前に押さえるべき基礎知識
Copilot Studioを使いこなす前提として、「できること・できないこと」と「必要なライセンス」を先に把握します。ここを飛ばすと、ナレッジ未整備のまま作り始めて回答精度が上がらず挫折する典型パターンに陥ります。
Copilot Studioでできることを理解する
Copilot Studioでは、社内FAQの自動応答、SharePoint/OneDrive内のナレッジ検索、Power Automateと連携した業務自動化を、プログラミング不要で構築できます。
具体的には以下のような用途で活用できます。
- 社内FAQの24時間自動応答
- SharePoint/OneDrive内のナレッジ検索
- Power Automateと連携した業務フローの自動化
- Teams・Web・モバイルへのマルチチャネル展開
- 顧客からの問い合わせ対応の効率化
ノーコードで構築できるため、情報システム部門に依頼せず現場の担当者が自らエージェントを組み立てられる点が最大の特徴です。
Copilot Studioでできないことを理解する
複雑な数値計算やリアルタイムの外部API連携、画像・動画の生成には制約があるため、着手前に自社の用途が実現可能かを確認します。
以下の処理は標準機能だけでは苦手、または別途の連携設定が必要です。
- 複雑な数値計算・データ分析(Power BIとの連携が必要になります)
- リアルタイムの外部API連携(Power Automate経由の設定が必要になります)
- 高度にカスタマイズしたUI設計(追加のコーディングが必要になります)
- 画像・動画の生成(標準はテキスト対話が中心になります)
ただし、これらは「できない」で終わりではなく、多くは連携で解決できます。複雑な集計はPower BI連携、外部システムとのやり取りはPower Automate経由のAPI連携、独自UIは追加のコーディングで実装できます。特に外部システムとのAPI連携はCopilot StudioのAPI連携で具体的な設計手順を扱っています。「自社の用途がCopilot Studioの標準機能で完結するか、連携が必要か」を先に切り分けることで、無駄な検証時間を避けられます。
3つの利用環境と自社に合ったライセンスを選ぶ
Copilot Studioには「Web版(フル機能のスタンドアロン)」「Microsoft 365 Copilot内のCopilot Studio」「Copilot Studio for Teams」の3つの利用環境があり、用途によって始め方と料金体系が変わります。
| 利用環境 | 主な用途 | 料金の考え方 |
|---|---|---|
| Copilot Studio(Web版・スタンドアロン) | 外部公開も含むフル機能のエージェント構築 | メッセージ従量課金またはメッセージパック(金額は公式で要確認) |
| Microsoft 365 Copilot内のCopilot Studio | M365 Copilotの拡張としてエージェント構築 | Microsoft 365 Copilot Businessに含まれる |
| Copilot Studio for Teams | Teams内に限定した社内向けエージェント | 対象のMicrosoft 365ライセンスで利用可 |
まず社内FAQを試すなら、追加費用を抑えられる「Teams版」または「Microsoft 365 Copilot内のCopilot Studio」から始めるのが現実的です。外部の顧客向けチャットボットを本格運用する段階でWeb版のスタンドアロンを検討する、という順序が失敗を減らします。
なお、Web版スタンドアロンのメッセージ料金やトライアルの有無は改定が続いており、公開時点の金額は必ずMicrosoft公式の料金ページで確認してください。料金の全体像は後述の「料金体系と無料での試し方」で改めて整理します。
導入前に準備すべきものをチェックする
Copilot Studioをスムーズに立ち上げるには、ナレッジソースの整備と推進体制の決定を先に済ませることが必要です。
着手前に以下を確認します。
- 自動化したい業務が明確になっている
- ナレッジソース(SharePoint/OneDrive)が整備されている
- 組織用のMicrosoftアカウントを持っている
- プロジェクトの推進担当者が決まっている
- 成果指標(KPI)を設定している
最も多いつまずきは「ナレッジが整理されていない状態で作り始め、回答精度が低くて現場が離れる」ケースです。準備段階に時間をかけるほど、公開後の定着率が高まります。
Copilot Studioの使い方|アカウント作成から公開までの7ステップ
ここからは、実際にCopilot Studioでエージェント(AIアシスタント)を作成する手順を7ステップで解説します。クリックする場所やつまずきやすいポイントも含めて説明します。
Step.1|Copilot Studioにログインする
Copilot Studio公式サイトにアクセスし、組織用のMicrosoftアカウントでログインします。
「サインイン」をクリックし、組織用のMicrosoftアカウントでログインしてください。ログイン後にリージョン(データ保存場所)の選択画面が出た場合は、原則として日本を選びます。個人用Microsoftアカウント(@outlook.com等)では利用できません。リージョンは後から変更できないため、慎重に選択してください。
Step.2|新しいエージェントを作成する
左メニューの「作成」から「新しいエージェント」を選び、テンプレートまたは最初から作成を選択します。
画面左メニューの「作成」をクリックし、「新しいエージェント」を選択してください。テンプレートを使うか、最初から作成するかを選べます。はじめての場合は「カスタマーサービス」「社内ヘルプデスク」などのテンプレートから始めると、必要な設定項目が把握しやすくなります。慣れてきたら「最初から作成」でフルカスタマイズします。
Step.3|エージェントの名前と指示を設定する
名前は用途が一目でわかる命名にし、指示文には役割・行動指針・制約条件の3要素を明記します。
エージェント名は「社内FAQ_人事部用」「営業支援_商品問い合わせ対応」のように、用途と対象部署がわかる名前にします。説明欄には「社内の人事制度に関する質問に回答するエージェント。対象は全社員」のように目的を書きます。
最も重要なのが「指示(Instructions)」です。良い指示には次の3要素が必要です。
- 役割定義:「あなたは〇〇の専門家です」と役割を与えます
- 行動指針:「〜の場合は〜してください」と手順を示します
- 制約条件:「〜については回答しないでください」と禁止事項を明記します
【コピペOK】社内FAQ用の指示文テンプレート
あなたは[会社名]の社内ヘルプデスクアシスタントです。
社員からの就業規則、福利厚生、システム利用に関する質問に、正確かつ親切に回答してください。
【回答時のルール】
・情報源はナレッジベースに登録された公式文書のみを参照すること
・不明な点は「人事部(内線XXX)にお問い合わせください」と案内すること
・個人情報に関わる質問には回答しないこと
・回答は箇条書きで簡潔にまとめること
・専門用語を避け、わかりやすい表現を使うこと
Step.4|ナレッジソースを追加する
SharePointやOneDrive内の文書を登録することで、エージェントが参照する情報源を設定できます。
「ナレッジ」タブから「ナレッジを追加」を選択してください。SharePointサイト、OneDriveフォルダ、個別ファイル(PDF・Word・Excel)、公開WebサイトのURLから選べます。ナレッジの質を高めるには、次の3点を押さえます。
- 最新版のみを登録します(古いマニュアルは削除します)
- ファイル名を内容がわかる名前にします(「document.pdf」→「就業規則_2025年版.pdf」)
- PDF内のテキストが検索可能か事前に確認します(スキャン画像のPDFは認識されません)
SharePointの共有設定が適切でないとエラーになるため、アクセス権限も合わせて確認してください。
Step.5|トピックを作成する
特定の質問パターンに対する定型回答を設定することで、よくある質問への対応を効率化できます。
「トピック」タブから「トピックを追加」を選択し、トリガーフレーズ(質問例)を登録して応答メッセージを作成します。たとえば営業時間の問い合わせなら、トリガーフレーズに「営業時間」「何時まで」を登録し、応答メッセージに「当社の営業時間は平日9:00〜18:00、土日祝は休業です」と設定します。必要に応じて分岐条件を追加すると、より複雑な会話フローも構築できます。
Step.6|テストして動作を確認する
画面右側のテストチャットで実際に質問を入力し、回答の内容と正確性を確認します。
「エージェントをテストする」をクリックし、チャットで質問を入力してください。ナレッジを正しく参照しているか、回答の長さは適切か、専門用語を使いすぎていないかを確認します。よくある不具合と対処は次のとおりです。
- ナレッジを参照しない → 指示文に「必ずナレッジベースを参照すること」を明記します
- 回答が長すぎる → 「100文字以内で簡潔に回答」を指示文に追加します
- 誤った情報を回答する → ナレッジの内容を最新版に更新します
Step.7|エージェントを公開する
Microsoft TeamsやWebサイトなど、用途に応じた公開先を選択して展開します。
「チャネル」タブから公開先を選択してください。社内利用ならMicrosoft Teams、顧客向けならWebサイト、簡易的な共有なら共有リンクが適しています。Teamsに公開する場合は「Microsoft Teams」を選び、「エージェントを表示する」からTeamsアプリに追加します。公開前には、10パターン以上の質問でのテスト、機密情報の有無、誤回答時の対応フロー、利用者向けガイドの共有を最終確認します。
Copilot Studioの使い方が上達するプロンプト設計のコツ
Copilot Studioで期待した成果が出ない最大の原因は、プロンプト(指示文)の質です。ここでは回答精度を高めるプロンプト設計の実践テクニックを解説します。
役割・ルール・制約を明確に書く
良いプロンプトには「誰として」「何を」「どのように」回答するかが具体的に定義されています。
「あなたはアシスタントです。質問に答えてください」のような曖昧な指示では精度が上がりません。役割定義・情報源の限定・NG質問への対処・文字数制限・表現指定の5要素を明記すると、回答のブレが大きく減ります。
【コピペOK】良いプロンプトの例
あなたは[会社名]の人事部専属アシスタントです。
就業規則、給与、休暇制度に関する質問に、以下のルールで回答してください。
【回答ルール】
1. ナレッジベースに登録された就業規則PDFのみを情報源とする
2. 該当情報がない場合は「人事部(内線123)にお問い合わせください」と案内
3. 個人の給与額や評価に関する質問には「個別案件のため直接人事部へ」と回答
4. 回答は3行以内で簡潔にまとめる
5. 専門用語は使わず、新入社員でも理解できる表現を使う
業務別テンプレートをカスタマイズする
用途に応じたテンプレートをベースに、自社の情報源や業務フローに合わせて調整することで、ゼロから設計する手間を削減できます。
カスタマーサポート・営業支援・社内ナレッジ検索など、業務ごとに最適化したテンプレートを用意しました。自社のSharePointパスや連絡先に置き換えて使ってください。
カスタマーサポート用テンプレート
あなたは[製品名]の専門カスタマーサポート担当です。
顧客からの技術的な質問やトラブルシューティングに対応してください。
【対応方針】
・まず顧客の状況を確認する質問をする
・ナレッジベースのトラブルシューティングガイドを参照
・解決できない場合は「サポートチケット番号XXXXでお問い合わせください」と案内
・回答は専門用語を避け、ステップバイステップで説明
・回答の最後に「解決しましたか?」と確認する
営業支援用テンプレート
あなたは営業チームをサポートするアシスタントです。
商品情報、価格、競合比較に関する質問に即座に回答してください。
【回答ルール】
・最新の価格表(SharePoint: 営業資料/価格表2025.xlsx)を参照
・競合との比較は客観的なデータのみ使用
・顧客の業種・規模に応じたおすすめ商品を提案
・回答には必ず「この情報は[更新日]時点のものです」と明記
・見積もり依頼は「営業担当(内線XXX)へご連絡ください」と案内
誤回答を分析して指示文を改善する
テスト運用で集めた誤回答パターンを分析し、指示文に制約条件を追加することで精度が上がります。
週次でログをレビューし、月次で指示文を更新するサイクルを回してください。誤回答が多い質問パターンを特定し、その都度、具体的な対処法を指示文へ追記します。Plan(初期プロンプト作成)→ Do(テスト運用とログ記録)→ Check(誤回答分析と正答率測定)→ Act(制約条件の追加と再テスト)のPDCAを継続することで、正答率が上がり、人へのエスカレーション率が下がります。
Copilotを「配って終わり」にしない。社内で使われる状態へ。
戦略・失敗回避・プロンプトの3冊を無料DL →Copilot Studioの使い方を広げる生成AI連携テクニック
Copilot Studioは、Azure OpenAI Serviceや外部の生成AI、Power Automateと連携させることで業務適用範囲が大きく広がります。ここでは実践的な連携方法を解説します。
Azure OpenAI Serviceと連携する
Copilot StudioはAzure OpenAI Serviceと連携でき、企業向けのセキュリティ・アクセス制御を保ったまま高度な生成処理を組み込めます。
Azureポータルでリソースを作成し、Copilot Studioの生成AI設定からモデルを選択する流れで連携します。用途に応じてモデルを選び、トークン制限を設定することで、コストを管理しながら運用できます。
外部生成AI(ChatGPT/Gemini)APIをPower Automate経由で活用する
Copilot StudioはPower Automateと連携することで、Azure OpenAI以外の生成AI APIも柔軟に呼び出せます。
Power Automateでフローを作成し、HTTPリクエストで各APIにアクセスし、レスポンスを処理する流れです。APIキーは環境変数で管理し、トークン使用量の上限とタイムアウトを必ず設定してください。外部システムとの本格的なAPI連携の設計は、Copilot StudioのAPI連携で詳しく扱っています。
生成AI連携で高度な機能を実現する
RAG・多言語対応・感情分析など、生成AI連携により標準機能では難しい業務処理を実現できます。
RAG(社内データを根拠にリアルタイムで回答する仕組み)を実装すれば、社内データベースと連携して最新情報を回答に反映できます。多言語対応では、日本語の質問を英語に翻訳して海外拠点のナレッジを参照し、回答を日本語に戻す処理を自動化できます。感情分析を組み込めば、顧客の不満を検知して人のオペレーターへ自動転送する仕組みも構築できます。
2026年時点のCopilot Studioの料金体系と無料での試し方
Copilot Studioの料金は「利用環境ごとに体系が異なる」点と「改定が続いている」点を前提に理解します。確定値は必ずMicrosoft公式の料金ページで最新を確認してください。
Web版(スタンドアロン)はメッセージの従量課金またはメッセージパックで課金される体系です。一方、Microsoft 365 Copilot内でCopilot Studioを使う場合は、Microsoft 365 Copilot Businessのライセンスに含まれます。Microsoft公式の2026年7月時点の情報では、Microsoft 365 Copilot Businessは1ユーザーあたり月額3,148円(年払い・税別、別途対象のMicrosoft 365サブスクリプションが必要)で、2026年7月1日〜9月30日は割引キャンペーンで月額2,698円になります。Copilot Studioでのエージェント作成はこのBusinessプランに含まれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Web版(スタンドアロン) | メッセージ従量課金/メッセージパック(金額は公式で要確認) |
| Microsoft 365 Copilot内のCopilot Studio | Microsoft 365 Copilot Businessに含まれる(1ユーザー月額3,148円・年払い税別。2026/7/1〜9/30は2,698円) |
| Teams版 | 対象のMicrosoft 365ライセンスで利用可 |
無料での試し方については、Microsoft 365 Copilotの法人向けプランには試用版が用意されていない点に注意が必要です。対象のMicrosoft 365ユーザーであればMicrosoft 365 Copilot Chatを無料で試せます。Copilot Studioのスタンドアロン版でのトライアルの有無・条件は改定が入りやすいため、無料でどこまで試せるかはCopilot Studio無料版でどこまでできるかで最新の整理を確認してください。
Copilot Studioの使い方を定着させる運用ノウハウ
Copilot Studioは「作って終わり」ではありません。段階展開・効果測定・リテラシー向上の3点を回すことで、組織に定着します。
まずは推進力のある1部門で小規模に試験導入し、問題点を洗い出して改善します。成功事例ができたらプロンプトをテンプレート化し、よくある質問をFAQ化して関連部門へ横展開します。効果測定では、問い合わせ対応時間の削減率・一次回答の解決率・利用者数といった定量指標と、ユーザー満足度・担当者の負担感といった定性指標を両面から収集します。そして、エージェントを作れても現場がAIの特性を理解していなければ適切な質問ができないため、プロンプトの書き方やAIの得意・不得意を社内研修で共有し、組織全体の活用スキルを底上げすることが定着の土台になります。
Copilot、配ったのに使われないまま?
定着のカギは戦略・失敗回避・プロンプト。現場で使われる“必須3要素”を、無料の3冊に。
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3冊セットを無料で受け取る→他社の取り組み|テルモ・三谷産業に学ぶCopilotエージェントの現場実装
ツールの操作手順だけでは、現場に定着するエージェントは生まれません。ここでは、AI経営総合研究所が独自に取材した先行企業のうち、Microsoft Copilotを起点に現場が自らエージェントやチャットボットを作り出している2社の取り組みを紹介します。
テルモ|全社Copilot付与+市民開発でエージェントを現場が量産
テルモでは、生成AIを次世代の企業競争力を決める技術と位置づけ、希望者の個別申請制から転換して全社員にMicrosoft Copilotライセンスを一斉付与しました。さらに約40部署にAIエージェントを作成できる人材を配置し、市民開発として現場発のエージェント構築を広げています。文献調査や法律情報の整理で数時間かかっていた作業も短縮しました。推進で意識したのは管理職の姿勢で、担当者は「管理職の皆さんがAI活用に後ろ向きな姿勢を示すと、部下の人たちも使いづらい雰囲気になってしまいます。」と語っています。
注目すべきは、ライセンス付与を「申請制」から「全社一斉」に切り替え、作れる人材を各部署に置いたことです。Copilot Studioのエージェント作成を情シス任せにせず、現場が自走できる体制を先に作った点が、本記事で解説した「段階展開」「リテラシー向上」と直結します。
詳細はテルモ株式会社のインタビュー記事で紹介しています。
三谷産業|Teams上の社内チャットボットを自社開発
三谷産業では、非連続的な合理化の手段としてAIを位置づけ、社内チャットボット「三谷CBT」をTeams上に自社開発しました。上限550万円の出資制度(550制度)でプロトタイピングを推進し、G検定取得率は単体86.2%・国内グループ全体70.9%(2026年3月末時点)まで人材育成を進めています。完璧な完成を待たない姿勢を、担当者は「永遠の試作品で構わないと思っています」と語っています。
注目すべきは、Teams上に社内チャットボットを内製し、試作を止めずに改善し続ける運用です。Copilot StudioのTeams版で社内FAQエージェントを作り、テストと改善を回し続ける進め方そのものを、制度と文化で支えている実例です。
詳細は三谷産業株式会社のインタビュー記事で紹介しています。
2社に共通する設計思想:①Copilotを一部の専門家でなく現場全体が使える状態にする ②完璧を待たず試作を出して改善サイクルで磨く ③制度・研修で人材と文化を同時に育てる。Copilot Studioの操作を覚えることは出発点であり、成果を出すのは「現場が自走する体制づくり」です。
まとめ|Copilot Studioの使い方を習得して業務効率化を実現しよう
Copilot Studioは、プログラミング不要で業務特化型のエージェントを構築できるツールです。本記事では、3つの利用環境の使い分け、アカウント作成から公開までの7ステップ、回答精度を高めるプロンプト設計、生成AI連携、2026年時点の料金の考え方、そして組織への定着方法まで解説しました。
成果を出す順序は明確です。準備を丁寧に行い、Teams版や既存ライセンスで小さく始め、適切なプロンプト設計で精度を高め、成功事例を作ってから段階的に広げます。先行企業の取り組みが示すとおり、ツールの使い方に加えて、現場が自走できる体制と社員のAI活用スキルを同時に育てることが定着の決め手になります。
以下の資料では、社内ルールやプロンプト設計、望ましい組織体制などをより詳しく解説しています。適切な使い方で望むアウトプットを引き出す、AIを組織に根付かせる第一歩になります。ぜひお気軽にご活用ください。
Copilot、配ったのに使われないまま?
定着のカギは戦略・失敗回避・プロンプト。現場で使われる“必須3要素”を、無料の3冊に。
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3冊セットを無料で受け取る→よくある質問
- QCopilot Studioは無料で使えますか?
- A
利用環境によって無料で試せる範囲が異なります。対象のMicrosoft 365ユーザーはMicrosoft 365 Copilot Chatを無料で利用でき、社内FAQ程度なら既存ライセンスの範囲で始められる場合があります。スタンドアロン版のトライアル条件や料金は改定が続くため、公開時点でMicrosoft公式の料金ページを必ず確認してください。
- QCopilot Studioの3つの利用環境はどう使い分けますか?
- A
社内向けは「Teams版」または「Microsoft 365 Copilot内のCopilot Studio」、外部公開を含む本格運用は「Web版(スタンドアロン)」が基本です。まず追加費用を抑えられる環境で検証し、顧客向けチャットボットを本格運用する段階でWeb版を検討する順序が、コストと失敗を抑えます。
- QCopilot Studioでプログラミングスキルは必要ですか?
- A
不要です。画面上のクリックと文字入力だけでエージェントを作成できます。ただし、Power Automateを使った外部API連携など高度な自動化には技術知識があると有利です。本記事のテンプレートを使えば、初心者でも実務に使えるエージェントを構築できます。
- QCopilot StudioとChatGPTの違いは何ですか?
- A
Copilot Studioは自社データと連携した業務特化型エージェントを構築するプラットフォームで、ChatGPTは汎用の会話AIです。Copilot StudioはSharePointやOneDriveのナレッジを参照し、TeamsやWebへ展開できる点が大きな違いになります。
- Qプロンプトがうまく書けないときはどうすればいいですか?
- A
本記事の業務別テンプレートをそのままコピーして使ってください。役割・ルール・制約の3要素を明記することが精度向上の鍵になります。最初から完璧を目指さず、運用しながら誤回答を分析して段階的に改善する進め方が失敗を減らします。

