「Copilotで画像を生成しようとしたら、なぜか失敗する」という状況に直面すると、資料作成の手が止まってしまいます。原因はブースト回数の上限からシステム側の不具合、法人の組織ポリシーまで多岐にわたり、原因を見極めないまま設定をいじっても解決しません。本記事では、AI経営総合研究所が独自に取材した先行企業の活用実態も交えながら、原因の切り分けから環境別の対処法、反対に組織として機能を制限したい場合の設定までを整理します。
弊社では、AIをトラブルを抑えて運用するのに役立つ資料を配布しています。運用ルールの設計やリスク対策、プロンプトの考え方などがわかります。トラブルを避けて望むアウトプットを引き出す、問題が起こりづらい組織体制を構築するヒントになります。ぜひお気軽にご覧ください。
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Copilotで画像生成できない主な原因
Copilotで画像生成できない主な原因は、①ブースト回数の上限、②システム不具合、③ブラウザの問題、④組織ポリシーによる制限、⑤コンテンツポリシー違反の5つです。原因によって対処法が異なるため、まず該当するケースを見極める必要があります。
ブースト回数の上限に達しているから
Copilotには1日あたりの画像生成回数に制限があります。無料版では1日15回まで、Copilot Proでは1日100回までブースト機能を利用できます。
ブースト回数の上限に達しても画像生成自体は可能ですが、処理時間が大幅に延びます。
システムが一時的に不具合を起こしているから
Microsoftのサーバーが高負荷状態やメンテナンス中の場合、画像生成機能が利用できなくなることがあります。
アクセスが集中する時間帯や、新機能のリリース直後には一時的な不具合が発生しやすくなります。
ブラウザのキャッシュやCookieに問題があるから
古いキャッシュやCookieが残っていると、Copilotとの通信が正常に行われず画像生成できないことがあります。
特に長時間ログインしたままの状態や、ブラウザの拡張機能が多数インストールされている環境では、このトラブルが発生しやすくなります。
法人の組織ポリシーで制限されているから
Microsoft 365の法人契約でCopilotを利用している場合、組織の管理者が画像生成機能を制限している可能性があります。
データガバナンスやセキュリティポリシーの観点から、一部の機能が意図的に無効化されているケースがあります。
コンテンツポリシー違反と判定されているから
入力したプロンプトが、Microsoftのコンテンツポリシーに違反していると判断された場合、画像生成がブロックされます。
違反と判定されやすいのは、著作権で保護されたキャラクターやブランドロゴを模倣する指示、実在の人物の肖像を無断で生成する指示、暴力的・性的な表現を含む指示です。業務で使う場合は、特定の作品名やブランド名を直接指定せず、色味や構図など抽象的な要素で指示すると通過しやすくなります。意図せず不適切なキーワードが含まれていることもあるため、プロンプトの表現を見直してみます。
Copilotで画像生成できない場合の対処方法
Copilotで画像生成できない場合は、サインアウトと再ログイン、キャッシュ削除、時間を置く、別環境で試す、アカウント状態の確認という5つの対処法を順番に試すと効率的に解決できます。
サインアウトして再ログインする
最も基本的な対処法は、一度サインアウトしてから再度ログインすることです。
セッション情報がリセットされ、一時的な不具合が解消されることがあります。
ブラウザのキャッシュとCookieを削除する
ブラウザに蓄積された古いデータが原因の場合、キャッシュとCookieを削除すると改善します。
Microsoft EdgeやGoogle Chromeでは、設定メニューから「プライバシーとセキュリティ」を開き、「閲覧データの削除」を選択します。
時間を置いてから再度試してみる
サーバー側の問題が原因の場合、数時間待つだけで解決することがあります。
特にアクセスが集中する朝や夜の時間帯は避け、平日の日中や深夜に試すと成功率が高まります。
別のブラウザやデバイスで試してみる
現在使っているブラウザやデバイスに問題がある場合、環境を変えることで解決できます。
ChromeからEdgeへ、PCからスマホアプリへ切り替えて試します。
Microsoftアカウントの状態を確認する
アカウント自体に問題がある場合、画像生成機能が利用できなくなることがあります。
Microsoftアカウントのページにアクセスし、サブスクリプションの状態や支払い情報を確認します。
【エラーメッセージ別】Copilotで画像生成できない時の解決方法
エラーメッセージが具体的に表示されている場合は、メッセージの内容に応じて対処法を絞り込めます。代表的な4パターンを整理します。
「You can’t submit any more prompts」と表示される場合の対処法
このメッセージは、進行中の画像生成プロセスがあるため新しいリクエストを送信できない状態を示しています。
まずはサインアウトして再ログインし、それでも解決しない場合はブラウザのキャッシュをクリアします。
「この機能は利用できません」と表示される場合の対処法
このエラーは、法人アカウントで組織ポリシーにより機能が制限されている可能性が高いです。
IT管理者に連絡し、Copilotの画像生成機能が有効になっているか確認します。
画像生成ボタンが表示されない場合の対処法
画像生成ボタンが見つからない場合、OSやアプリのバージョンが古い可能性があります。
Windows 11以降では標準でCopilotが搭載されていますが、それ以前のバージョンでは利用できないことがあります。
画像生成が途中で止まる場合の対処法
生成プロセスが開始されても完了しない場合、ネットワーク接続に問題がある可能性があります。
Wi-Fiの電波状況を確認し、可能であれば有線LANに切り替えます。VPNやセキュリティソフトが通信を妨げていることもあるため、一時的に無効化して試します。
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戦略・失敗回避・プロンプトの3冊を無料DL →【環境別】Copilotで画像生成できない場合のチェックポイント
無料版・Copilot Pro・法人契約(Microsoft 365 Copilot)・スマホアプリでは、画像生成できない場合に確認すべきポイントがそれぞれ異なります。自分の利用環境に応じたチェックポイントを確認します。
無料版Copilotで画像生成できない場合に確認すること
無料版では1日のブースト回数が15回に制限されているため、まずは上限に達していないか確認します。
ブースト回数を使い切った後も画像生成は可能ですが、処理時間が長くなります。
プランの比較
| 項目 | 無料版 | Copilot Pro | Microsoft 365 Copilot |
|---|---|---|---|
| ブースト回数 | 15回/日 | 100回/日 | 100回/日 |
| 料金 | 無料 | 月額3,200円 | 月額4,497円 |
| 組織ポリシー | 影響なし | 影響なし | 影響あり |
| 画像サイズ指定 | 不可 | 可能 | 可能 |
Copilot Proで画像生成できない場合に確認すること
Copilot Proを契約しているのに画像生成できない場合、サブスクリプションの状態を確認します。
決済が正常に完了しているか、アカウント連携が正しく行われているかをチェックします。
法人契約(Microsoft 365 Copilot)で画像生成できない場合に確認すること
法人契約の場合、IT管理者が設定した組織ポリシーによって画像生成機能が制限されている可能性があります。
以下の項目をIT管理者に確認します。
- Copilotポリシーの設定:Microsoft 365 管理センター(admin.microsoft.com)の「設定」→「Copilot」から、画像生成を含む機能単位のポリシーが組織で有効になっているかを確認します
- ユーザーの権限付与:「ユーザー」→対象ユーザーの「ライセンスとアプリ」から、Copilotライセンスと画像生成機能が割り当てられているかを確認します
- ネットワーク制御:ファイアウォールやプロキシの設定で、Copilot関連の通信がブロックされていないかを確認します
管理センターの画面構成は更新で変わることがあるため、メニュー名が見つからない場合はMicrosoft公式のヘルプ検索で最新の手順を確認します。
スマホアプリで画像生成できない場合に確認すること
スマホアプリで画像生成できない場合、まずアプリが最新版にアップデートされているか確認します。
ストレージ容量が不足していると正常に動作しないことがあるため、空き容量もチェックします。
組織として画像生成機能を制限・禁止したい場合の設定方法
反対に、社内で画像生成機能を意図的に無効化したい管理者もいます。Microsoft 365 管理センターからCopilot Chatのポリシーを変更することで、組織全体または特定ユーザーグループの画像生成機能をオフにできます。
Microsoft 365 管理センターの「Copilot」設定から、機能単位でポリシーを制御できます。設定手順の概要は次のとおりです。
- Microsoft 365 管理センターにサインインします
- 「設定」→「Copilot」からポリシーを開きます
- 対象ユーザーまたはグループを選択し、画像生成機能を無効化します
ここでの注意点は、無効化の対象がMicrosoft 365アカウントでサインイン済みのCopilot Chatか、個人のMicrosoftアカウントでサインイン済みかによって制御できる範囲が異なることです。個人アカウントでの利用まで制限したい場合は、条件付きアクセスやデバイス管理ポリシーと組み合わせます。
著作権リスクの高いプロンプトや、社外秘の設計図・製品画像を安易に生成させたくない場合は、機能そのものを無効化する運用に加えて、入力してよい情報の範囲を明文化しておくと安全性が高まります。
以下の資料では、ルール設計やプロンプトの考え方をより深く解説しています。安全な運用方法を知りたい方はぜひご覧ください。
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Copilotでの画像生成がどうしても解決しない場合は、ChatGPT・Gemini・Microsoft Designerなど同等以上の品質を持つ代替ツールに切り替えることで、業務を止めずに作業を続けられます。
Microsoft Designerを使って画像生成する
MicrosoftはCopilotと同じ画像生成技術を使う専用サイト「Microsoft Designer」を無償で提供しています。Copilot側でブースト回数の上限に達した場合でも、Designer側は別枠でカウントされるため、追加の生成が必要な場面で活用できます。
ChatGPT(DALL-E 3)を使って画像生成する
ChatGPTは、Copilotと同じDALL-E 3を搭載しており、高品質な画像を生成できます。
無料版のChatGPT(GPT-4o)でも画像生成が可能で、Copilotと同等のクオリティを実現できます。
Geminiを使って画像生成する
GoogleのGeminiは、Imagen 3という独自の画像生成AIを搭載しています。
無料で利用でき、日本語のプロンプトにも高精度で対応しています。
その他のAI画像生成ツールを使う
CopilotやChatGPT以外にも、用途に応じて選べるAI画像生成ツールが複数存在します。
- Adobe Firefly – 商用利用に特化しており、著作権の心配が少ないツールです
- Canva AI – デザインツールと統合されているため、生成した画像をそのまま編集できます
他社の取り組み|住友ゴム工業・朝日新聞社に学ぶCopilot活用と利用ルール設計
Copilotを画像生成も含めて業務に組み込む際には、機能を使いこなす工夫と、使わせすぎない・使わせたくない範囲を線引きする工夫の両方が必要です。AI経営総合研究所が独自取材した先行企業の活用実態からも、この2つの視点を併せ持つ企業の姿が見えてきます。
住友ゴム工業株式会社|Copilotをメール作成・レポート要約・翻訳に活用
住友ゴム工業では、テストドライバーの官能評価という暗黙知を設計データと紐付けて体系化する独自の取り組みと並行して、Microsoft Copilotをメール作成・レポート要約・翻訳といった日常業務に活用しています。同社は「プロセスのどの部分をAIに任せるかを人が判断していくことが大事なのではないでしょうか。」と語っています。
注目すべきは、高度な独自AI活用と、Copilotの日常的な業務利用を分けて運用している点です。画像生成のような機能についても、業務で本当に必要な範囲を見極めたうえで活用範囲を決める姿勢が参考になります。
詳細は住友ゴム工業株式会社のインタビュー記事で紹介しています。
株式会社朝日新聞社|承認済みAIサービスのセーフリストでシャドーAIを防止
朝日新聞社は2025年4月に社長直下のAI委員会を設置し、AIエバンジェリスト約90名を各部署に配置したうえで、承認済みAIサービスのセーフリストを整備してシャドーAI(未承認AIサービスの無断利用)を防いでいます。同社は「AIの影響範囲が大きくなるほど、記者が向き合うべきテーマは増えていくはずです」と語っています。
注目すべきは、機能を個別にオン・オフするだけでなく、組織として使ってよい範囲をリスト化して周知している点です。画像生成機能を制限したい場合も、単なる技術設定にとどめず、なぜ制限するのかを併せて周知することが定着の鍵になります。
詳細は株式会社朝日新聞社のインタビュー記事で紹介しています。
2社に共通する設計思想:①AIに任せる範囲と人が判断すべき範囲を明確に線引きします ②承認・許可の基準を組織としてリスト化し、個人の判断に委ねません ③機能単位の技術設定と、利用ルールの周知をセットで進めます。Copilotの画像生成機能も、使う場面と使わせない場面の両方を意識した運用が有効です。
まとめ|Copilotで画像生成できない問題は環境に応じた対処で解決できる
Copilotで画像生成できない原因は、ブースト回数の上限、システムの不具合、ブラウザの問題、法人ポリシーの制限など多岐にわたります。
まずは基本的な対処法として、サインアウトと再ログイン、キャッシュのクリアを試します。環境によって適切な解決方法が異なるため、無料版・Pro版・法人版のどれを使っているかを確認し、それぞれのチェックポイントを押さえる必要があります。
特に法人契約では組織のポリシー設定が原因となることが多いため、IT管理者への確認が近道です。それでも解決しない場合は、Microsoft DesignerやChatGPT、Geminiなどの代替ツールを活用することで、業務を止めずに画像生成を続けられます。
下記の資料では、AIのリスク対策や運用ルールの考え方などをより深く解説しています。トラブルを回避して望むアウトプットを引き出す、業務活用で問題が起きない組織体制を構築する道筋がわかります。ぜひお気軽にご覧ください。
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3冊セットを無料で受け取る→よくある質問
- QCopilotの無料版で1日に何回まで画像生成できますか?
- A
無料版では1日15回までブースト機能を利用できます。ブースト回数を使い切った後も画像生成自体は可能ですが、処理時間が大幅に延びて数分かかることがあります。
- Q法人のMicrosoft 365 Copilotで画像生成できないのはなぜですか?
- A
組織の管理者が設定したポリシーによって、画像生成機能が制限されている可能性があります。データガバナンスやセキュリティの観点から、一部の生成AI機能が無効化されているケースがあります。
- Q反対に、組織として画像生成機能を制限したい場合はどうすればいいですか?
- A
Microsoft 365 管理センターの「Copilot」設定から、対象ユーザーやグループ単位で画像生成機能を無効化できます。個人アカウントでの利用まで制限したい場合は、条件付きアクセスやデバイス管理ポリシーと組み合わせる必要があります。
- Qエラーが出ても時間を置けば画像生成できるようになりますか?
- A
サーバーの高負荷が原因の場合、数時間待つことで問題が解決することがあります。特にアクセスが集中する朝や夜の時間帯は避け、平日の日中や深夜に試すと成功率が高まります。
- QCopilotで画像生成できない場合、他にどんなツールが使えますか?
- A
Microsoft Designer、ChatGPT(DALL-E 3)、Gemini(Imagen 3)が代替ツールとしておすすめです。いずれも無料で利用でき、Copilotと同等以上の品質の画像を生成できます。

