これまで多くの会社では、リサーチをひとつずつ確認しながら行ってきました。しかし近年では、AI技術の進化により、大量の文献や情報を効率的に整理できるツールが登場しています。

本記事では、Manusとはどのようなツールなのか、リサーチに利用できるのかについて解説します。

この記事の監修者
SHIFT AI代表 木内翔大

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO AI & Web3株式会社AI活用顧問 / 生成AI活用普及協会(GUGA)協議員 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ SHIFT AI(会員20,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現のために活動中。Xアカウントのフォロワー数は12万人超え(2025年6月現在)

なお、SHIFT AIでは、生成AIの利用を支援いたします。Manusについて経営課題を感じている方は、まずは無料相談をご利用ください。

Manusとは?

Manusは、ユーザーの依頼に基づき、リサーチやレポート作成などを自動でこなすAIエージェントです。一般的な対話型AIではなく、自律的に仕事を遂行するため、作業を任せられます。

これにより、ユーザーは指示を出し続ける必要がなく、本来の仕事に集中することが可能です。生成AIの中でも、特に実務利用に優れたツールといえるでしょう。

Manusの3つの特徴

Manusには、次の3つの特徴があります。

・自立して仕事を遂行できる
・レポート作成できる
・何を行っているかを把握できる

それぞれご説明します。

自立して仕事を遂行できる

Manusは、依頼された仕事について、自ら調査計画を立て、ステップごとに作業を実行します。ただの検索ツールではなく、仮説立てや情報の取捨選択を行いながら仕事を進めていきます。そのため、ユーザーが操作をする必要がなく、情報調査などを効率的に任せることができます。

レポート作成できる

収集した情報は、要点を整理したレポートとして自動作成されます。見やすく、まとめられるため、そのまま社内共有や資料作成に利用できます。また、書き方のスタイルも選択可能で、形式に応じて調整できるのも魅力です。

何を行っているかを把握できる

Manusは、各ステップで何を行ったかを記録・可視化してくれます。進行状況や参照した情報源も確認できるため、安心です。「なぜこの結論に至ったのか」を確認できるのは、仕事での利用において非常に大事です。

Manusで広告運用についてリサーチする

Manusで広告運用について、次のようにリサーチを依頼します。

・リサーチしたいことを依頼する
・リサーチ内容を確認する
・リサーチ結果を確認する

それぞれご説明します。

リサーチしたいことを依頼する

まずは、知りたいことを自然な文章でManusに伝えましょう。「広告運用について、知識を得たいのですが、調べてくれませんか」など、このようなことを依頼できます。キーワード指定なども不要で、依頼に対応してくれるのが特徴です。

仕事を依頼すると、「広告運用についてですね。承知いたしました。情報収集を行い、後ほどご報告いたします。」という連絡があります。

リサーチ内容を確認する

Manusは、リサーチの途中経過を共有してくれるため、調査の方向性がズレていないかをすぐに確認できます。必要に応じて、指示や改善が可能です。この過程で、ユーザーの思考とAIの作業が合いやすくなります。今回は、広告運用の基礎知識や広告の特徴、手法などを調べてくれています。

リサーチ結果を確認する

リサーチが完了すると、内容を整理した形でレポートが作成されます。時間を必要とせずに、調査済みの状態にたどり着けるのが、Manusの特徴です。

Manusを仕事で利用しよう

Manusは、広告運用や資料作成など、幅広い仕事に応用できます。特に、調査に時間を必要とする仕事をAIに任せることで、管理者の効率を高められます。

AIを使った効率化を検討している方は、まずはManusを使って仕事を一つ任せてみるのがおすすめです。 なおSHIFT AIでは、貴社のManusの対応をサポートしています。「まずは情報収集から始めたい」「自社に合うAI経営の方法を知りたい」──そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。